今日の株式見通し-軟調か 良好な雇用指標を受けて米国株は下落

2021/06/04(金) 07:40
 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は23ドル安の34577ドルで取引を終えた。5月ADP民間部門雇用者数や新規失業保険申請件数が市場予想を上回る結果となり、米10年債利回りが1.6%台に上昇。テスラが大幅安となるなど、グロース株の弱さが全体の重しとなった。ドル円は足元で110円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて75円安の28995円、ドル建ては80円安の28990円で取引を終えた。  ダウ平均は下げたといってもほぼ横ばいだが、ナスダックが1%安とやや強めの下げとなっている。雇用指標が強かったことで、今晩の米5月雇用統計も良好な内容になるとの見方が強まりやすく、その場合、長期金利の上昇が米株市場にネガティブに作用するとの連想が働く。これへの警戒から、日本株は売りに押されると予想する。ただし、為替市場で円安が進んでいる点は下支え要因となる。買いが手控えられる分、上値は重いとみるものの、下値も限られるだろう。日経平均の予想レンジは28800円-29100円
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