前場コメント No.3 日アビオ、九州電、井関農、ミライアル、航空電、ヤプリ

2021/06/09(水) 11:32
★9:06  日本アビオニクス-大幅反発 サーモカメラ拡充 1秒判定のタブレット型を出荷と報じられる
 日本アビオニクス<6946.T>が大幅反発。9日付の日刊工業新聞は、同社が新型コロナウイルスの感染対策に利用できる赤外線サーモグラフィーカメラを拡充すると報じた。

 記事によれば、28日から店舗や小規模のオフィス向けに、発熱の疑いを1秒以内に判定するタブレット型を出荷するという。今後は顔認証や入退室システムへの組み込み型も提供を予定しており、発熱の有無の確認がニューノーマルとして定着していることから、ニーズに応じてサーモカメラを展開するとしている。

★9:07  九州電力-続伸 電化機器のサブスクエリア拡大 将来は全九州に=日経
 九州電力<9508.T>が続伸。9日付けの日本経済新聞朝刊は、同社が2021年度中にも、エコキュート(電気給湯器)やIHクッキングヒーター(電磁調理器)の家庭向けサブスクリプション(定額制)提供エリアを広げると報じた。

 20年8月から福岡市や福岡県久留米市などで提供しているが、まずは同県北部に広げ、将来は九州全体への展開を検討する。政府が実現を目指す50年の「カーボンニュートラル」を追い風に、家庭での「オール電化」を加速させるとしている。

★9:07  井関農機-3日ぶり反発 無人田植え機参入 2022年2月に発売=日経
 井関農機<6310.T>が3日ぶり反発。日本経済新聞電子版は8日19時52分に、同社が自動運転の田植え機を発売すると報じた。同社として初という。

 自動運転の田植え機は、圃場の大きさなどに合わせ、あらかじめ動作を設定しておけば自動で動く。外周の田植え作業は人がリモコンで操作する。現状は農林水産省の規制で人の監視が必要だが、運転に必要な人手を減らせるとみて生産性向上につなげるとしている。

★9:09  ミライアル-大幅続落 1Q営業益53%増も材料出尽くし
 ミライアル<4238.T>が大幅続落。同社は8日に、22.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は3.3億円(前年同期比53.0%増)だったと発表した。

 プラスチック成形事業が、半導体関連製品の需要が堅調に推移したことにより、大幅な増益となったことが寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:09  日本航空電子-JPモルガンが目標株価引き上げ 中計の数字を株価が本格的に織り込むには時間を要する
 日本航空電子工業<6807.T>が反発。JPモルガン証券では、業績予想上方修正も、中計の数字を株価が本格的に織り込むには時間を要すると見る。投資判断は「Neutral」を継続、目標株価を1740円から1900円に引き上げた。

 業績の多くを占め、短期のボラティリティが大きい携帯機器向けコネクタは、中華系への拡大と高周波化することによる、狭ピッチ化、高付加価値化が注目点であると指摘。一方、今期の中華系スマートフォンの見方は強い可能性があるうえ、調整可能性も残るという。自動車サプライチェーンは適正在庫水準を引き上げている可能性があり、こちらも調整懸念があると指摘している。23年度の自動車向け売上1000億円弱を株価が本格的に織り込むには、ボラティリティが大きい携帯機器向けと合わせて事業の進捗を見守る必要があり、時間を要するとみている。

★9:09  ヤプリ-3日続伸 教育機関向けソリューション「Yappli for School」開始
 ヤプリ<4168.T>が3日続伸。同社は9日8時に、教育期間向けのソリューション「Yappli for School」を開始したと発表した。

 これまで冊子で受け取っていた学生生活の手引きや学生手帳の情報、掲示板に掲出される情報を常に手元で確認することができ、緊急なお知らせはプッシュ通知を通じてリアルタイムに受け取ることができるという。スマートフォンに慣れ親しんでいる学生に最適な情報発信をすることで、確実に情報を届けられる。また、窓口での問い合わせ減少に繋がり、紙媒体を廃止することでコスト削減にもなるとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,753.31 -45.66
ナスダック総合 15,683.37 -181.88
ドル/円 154.36 -0.02
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ