後場コメント No.3 東建コーポ、コニカミノルタ、ギフト、大庄、JMDC、トヨタ

2021/06/15(火) 15:00
★13:26  東建コーポレーション-急騰 今期最終益14%増見込む 前期は17%増
 東建コーポレーション<1766.T>が急騰。同社は14日、22.4期通期の連結純利益予想を114.7億円(前期比13.8%増)だと発表した。

 管理物件数の増加による各種手数料収入が増加などから、増益を見込む。

 21.4期通期の連結純利益は100.8億円(前の期比17.1%増)だった。不動産賃貸事業において、新型コロナウイルス感染症の影響により仲介料収入が伸び悩んだものの、管理物件数の増加に伴うサブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)による入居者からの家賃収入および管理料収入などの増加が寄与した。

★13:31  コニカミノルタ-4日ぶり反発 丸紅傘下と来店者分析「人流マーケティング」で協業
 コニカミノルタ<4902.T>が4日ぶり反発。同社は15日、丸紅<8002.T>傘下の丸紅ネットワークソリューションズと、スマートシティや商業施設などで来店者を分析するソリューション「人流マーケティング」で協業すると発表した。

 「人流マーケティング」は、施設内店舗間の相互利用者数、来場者の時間帯別属性、来場者の動線といった来場者のマーケティングデータを消費者のプライバシーに配慮しながら自動的に取得でき、より効率的な販売戦略の構築や課題解決を支援できるとしている。

★13:33  ギフト-急騰 上期最終益2.1倍 同売上高は19%増
 ギフト<9279.T>が急騰。同社は14日、21.10期上期(4-9月)の連結純利益が3.6億円(前年同期比2.1倍)だったと発表した。同売上高は63.0億円(同18.9%増)だった。

 補助金ならびに受取保証金の増加が寄与した。新型コロナウイルス感染症の影響が比較的少ないロードサイド店を中心に積極的な新規出店を実施したことから、増収となった。

★13:47  大庄など-居酒屋関連が軟調 東京と大阪 緊急事態解除後も酒の提供制限の方向と伝わる
 大庄<9979.T>、三光マーケティングフーズ<2762.T>、ハブ<3030.T>、鳥貴族ホールディングス<3193.T>など居酒屋関連が軟調。東京と大阪は緊急事態解除後も酒の提供を制限する方向と伝わったことが嫌気されているもよう。

 15日5時配信の朝日新聞デジタル記事によれば、政府は20日を期限に10都道府県に出している緊急事態宣言を解除する方向で検討に入ったが、東京や大阪は宣言に準じる「まん延防止等重点措置」に切り替え、飲食店での酒類の提供などは制限を続ける考えだという。専門家の意見を聴いた上で、了承が得られれば今週後半に決定するとしている。

 このこともあり、厳しい事業環境が続くことによる業績悪化を懸念した売りが優勢のようだ。

★13:58  JMDC-6日続伸 ビッグデータを活用した臨床試験効率化サービスを開始
 JMDC<4483.T>が6日続伸。同社は14日、医薬品などの臨床試験に関連する製薬企業、CRO、SMOなどに向けた臨床試験効率化サービスの提供を開始したと発表した。

 同社のコアアセットである医療ビッグデータとデジタル技術を活用し、コンサルタントや臨床試験経験者が提案・運用するとしている。

★14:08  トヨタ自動車-1万円クリア、倍返しが上値メドへ~テクニカル分析
 トヨタ自動車<7203.T>が急伸。後場に入ってジリ高基調が続いたが、13時45分頃から騰勢を強め、1万円を上回る展開となっている。レンジ上放れでいわゆる青天井となり、短期資金を中心に上値追いの様相を強めている。
 一方、ソニーG<6758.T>が9900円台を付けてから1万円に乗せるまで13営業日かかっていることを考えると、一段高には目先の高値警戒感が強まりやすい。
 昨年2月高値(8026円)から同年3月安値(5771円)までの下げ幅に対する倍返しとなる10280円処まで上値余地が拡大した公算が大きい。


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