前場コメント No.4 要興業、AGC、ニックス、昭電工、ブリヂストン、ウェルス

2021/06/16(水) 11:30
★9:15  要興業-反落 今期営業益9億円見込むも小幅増益計画を嫌気
 要興業<6566.T>が反落。同社は15日、従来未定としていた22.3期通期の連結営業利益予想は9.0億円(前期比0.7%増)と発表した。新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言などの業績への影響について、半年程度でおおむね回復するものと仮定した。

 なお、今期見通しが小幅な増益にとどまることもあり、株価は売りが優勢となっている。

★9:22  AGC-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 塩ビ樹脂市況がピークアウトしても利益成長へ
 AGC<5201.T>が大幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、塩ビ樹脂市況がピークアウトしても利益成長を予想。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は4100円 →5500円に引き上げた。

 EUVマスクブランクスやライフサイエンス事業の利益成長に加え、従来低迷していた苛性ソーダ市況の復調もあることから、塩ビ樹脂のスプレッド縮小があっても21/12期下期や、22/12期に全社としての利益成長は続くと予想。21/12期予想営業利益は1710億円で、会社計画1600億円やIFISコンセンサス1567億円を上回ると見込んでいる。

★9:28  ニックス-一時ストップ高 ACSLの日本郵便との業務提携を材料視か ドローン関連として思惑
 ニックス<4243.T>が一時ストップ高。自律制御システム研究所<6232.T>が15日、日本郵政<6178.T>傘下の日本郵便および日本郵政キャピタルと業務提携し、日本郵政キャピタルを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表したことが手がかり。

 上記提携では、新たな物流・配送手段としてドローンの利活用を積極的に検討し、これまで協働して実証実験を行ってきた日本郵便の属する日本郵政グループとの更なる連携強化によるドローン物流の社会実装の推進・ドローン市場の拡大を企図している。

 同社もドローン配達に関し、日本郵政と提携する楽天グループ<4755.T>と共同で特許を取得しているほか、ドローン開発事業に注力しており、思惑的な買いが入っている。

★9:28  昭和電工-みずほが目標株価引き上げ 半導体産業の質的転換の恩恵を受けると予想
 昭和電工<4004.T>が続伸。みずほ証券では、半導体産業の質的転換の恩恵を受けると予想。投資評価は「買い」を継続、目標株価は3000円から4000円に引き上げた。

 業績予想期間を21/12-25/12期へ変更し業績予想を上方修正。半導体産業の質的転換に伴い、昭和電工マテリアル(SDMC)は順調に業績を拡大と予想、黒鉛電極(GE)の販売回復等に伴う無機の業績回復にも期待している。

 化学品、無機およびSDMCの21/12期営業利益予想を各々37億円、89億円および96億円いずれも上方修正し、21/12期営業利益予想を290億円上方修正した。

★9:28  ブリヂストン-3日続伸 中国の合成ゴム子会社を売却
 ブリヂストン<5108.T>が3日続伸。同社は15日、中国の合成ゴム製造・販売子会社を、台湾LCY Chemical Corporationに売却すると発表した。

 今回の子会社売却は、中期事業計画において進めるグローバルすべての地域、領域を対象とした経費・コスト構造改革の一環だという。12月14日までに売却を完了させる予定としている。

★9:32  ウェルスマネジメント-急騰 新中計を策定 24.3期売上高200億円めざす
 ウェルス・マネジメント<3772.T>が急騰。同社は15日、新たな中期経営計画を策定したと発表した。数値目標として24.3期売上高200億円、経常利益75億円をめざすとしている。


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