前場コメント No.4 大有機、富士フイルム、JR東日本、三菱UFJ、メイコー、セルシード

2021/06/17(木) 11:31
★9:29  大阪有機化学-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 中長期的な半導体材料の需要拡大で株価上昇へ
 大阪有機化学工業<4187.T>が堅調。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、中長期的な半導体材料の需要拡大で更なる株価上昇を予想。レーティングは「Buy」を継続、目標株価は5200円→5700円に引き上げた。

 年初来明らかになった半導体デバイスメーカー各社の生産能力拡張計画、5月に公表した半導体関連材料の新規設備の建設(23年4月操業開始予定)などから今後の先端プロセス用フォトレジスト材料の需要増大の確度は一層高まっていると推察。業績予想を半導体FPD向け需要の好調継続、自動車や印刷向け需要回復等を考慮し上方修正した。

★9:30  富士フイルムHD-東海東京が目標株価引き上げ バイオCDMO事業に注力
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が反落。東海東京調査センターでは、ヘルスケア事業は将来の柱に成長、バイオCDMO事業に注力。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は8600円から9600円に引き上げた。

 東海東京では、営業利益はヘルスケア事業の牽引により、22/3期2100億円(従来2020億円)、23/3期2400億円(同2350億円)、24/3期2900億円と拡大を予想。ヘルスケア事業はバイオCDMOの成長に期待。バイオCDMO事業の培養タンク容量は、21/3期末で18万リットルだが、デンマークでの工場投資1000億円の貢献により24/3期には30万リットル、米国工場での2000億円の投資で26/3期には46万リットルに拡張する計画。動物細胞培養タンクを導入し、大量の原薬製造受託に対応することを想定している。

★9:37  JR東日本-続落 7月1日から9月30日まで一時帰休を実施 1日当たり200名規模
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が続落。同社は16日、2021年7月1日から9月30日まで一時帰休を実施すると発表した。本社勤務社員など(管理職を含む)を対象に、1日あたり約200名規模で実施するとしている。

★9:37  三菱UFJなど-銀行株が堅調 FOMC結果を受け米10年債利回りが上昇
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>など銀行株が堅調。米金利の上昇が好感されている。
 
 16日、米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の金利見通しで利上げ時期が前倒しされた。想定よりもタカ派だったFOMC金利見通しを受け、米10年債利回りは足元で1.59%台まで上昇。これらのことを手掛かりに、出遅れ感がみられる銀行株に買いが集まっているようだ。

★9:38  メイコー-3日ぶり反発 山形に新工場 車基板の生産能力3倍に 100億円投資=日経
 メイコー<6787.T>が3日ぶり反発。17日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2022年にも約100億円を投資して山形県に新工場を建設すると報じた。

 記事によれば、国内の車向け先端基板の生産能力を3倍にするもよう。日本での大型投資は15年ぶり。これまで家電や携帯電話向けの海外投資が中心だったが、車の電子化を進める国内の自動車メーカーに照準を合わせ先端部品の供給を拡大するとしている。

★9:38  セルシード-4日続伸 細胞培養器材新製品の開発・製造施設を新設
 セルシード<7776.T>が4日続伸。同社は16日、望、海外での販売数量の増加に対応するため、フラスコ製品専用の開発・製造施設を新設すると発表した。

 近年、「UpCell」および「HydroCell」について、顧客から培養面積拡大の要望を受け、フラスコ製品の開発を行ってきたが、開発および製造条件策定が完了したことから、フラスコ製品の大量製造に対応することを目的として、専用の開発・製造施設を新設するとしている。


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