〔Market Flash〕高炉各社の保有株式圧縮が進む~SMBC日興

2021/06/25(金) 14:17
【14:15】高炉各社の保有株式圧縮が進む~SMBC日興  SMBC日興証券では、21.3期の有価証券報告書から高炉各社の保有株式の動向を調査している。日本製鉄<5401.T>の21.3期末の保有銘柄数は301銘柄と、前期比7銘柄減少した。神戸製鋼所<5406.T>の保有銘柄数は153銘柄と、前期比11銘柄減少した。日本製鉄は前期はトヨタ株の完全売却を行ったことで話題になったが、当期もホンダ、いすゞ、三菱商事など複数銘柄の全株式を売却した。ただし引き続き多くの株式を保有しており、SMBC日興では一段の圧縮に期待している。神戸鋼に関しては、資産の圧縮は進展していると評価しているが、株式売却益に依存しない経営体質を構築する必要があると指摘している。 【10:20】米国の自動車販売環境は当面良好な状態が続く~SMBC日興  SMBC日興証券では5月の米国の自動車生産動向についてリポートしている。6月24日までにMarklinesが発表したアメリカの5月生産台数は、2019年同月比で23.9%減、メキシコの生産台数は31.9%減となったとのこと。引き続き半導体不足の影響などで、通常に対しては低いレベルの生産が続いているとSMBC日興では指摘している。5月時点の米国市場の市場平均在庫日数は23日と、4月からさらに低下した。SMBC日興では、足元の生産台数レベルを踏まえれば、新車在庫が積み増されるには時間がかかり、新車インセンティブは下落傾向が続くと同時に、中古車価格は高止まりが続く、これらの結果として、米国の販売環境は良好な状態が当面は続くと考えて良いだろうとコメントしている。 【9:45】炭素価格導入に伴う課税増は電源開発で大きく関電、九電で小さい~野村  野村証券では、21日に開催された環境省主催のカーボンプライシング活用に関する小委員会において、炭素価格の導入によるGDP成長率への影響などが審議されたことを受けてリポートしている。仮に炭素価格が石油石炭税の増税という形で導入された場合、コスト増加リスクは石炭火力依存度の高い電源開発<9513.T>で相対的に大きく、原発依存度の高い関西電力<9503.T>、九州電力<9508.T>で相対的に小さいと野村では考えている。また、電力各社とも増税分を電気料金へ転嫁すると見られる中で、関西電力や九州電力の低炭素電気へのニーズが高まると予想している。 【8:45】寄り前気配は淀川鋼、ブラザー、小野薬、メディパルが高い気配値  主力株の寄り前気配では、淀川鋼<5451>+23.97%、ブラザー<6448>+21.66%、小野薬<4528>+15.54%、メディパル<7459>+12.29%、ミスミG<9962>+9.05%、ニッパツ<5991>+8.84%、キョーリンH<4569>+7.64%、ケーズHD<8282>+7.01%、積水化<4204>+6.73%、スタンレ電<6923>+6.72%などが高い気配値。  一方、久光薬<4530>-16.79%、日立建<6305>-7.41%、上組<9364>-5.50%、日本オラクル<4716>-4.42%、エーザイ<4523>-3.89%、ニッコンHD<9072>-3.57%、リコー<7752>-3.47%、不二越<6474>-3.38%、パンパシHD<7532>-3.23%、日油<4403>-2.94%などが安い気配値となっている。
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