前場コメント No.5  ファーストリテイ、電通G、SHIFT、松屋、サイバエージ、三菱商

2021/07/02(金) 11:32
★9:30  ファストリ-反落 ウイグル人権問題めぐり仏当局がユニクロなど4社を捜査と報じられる
 ファーストリテイリング<9983.T>が反落。AFP通信は1日、フランスの検察当局が中国・新疆ウイグル自治区における少数民族の強制労働で人権を侵害し暴利を得ているとして、ユニクロのフランス法人と米スケッチャーズ、仏SMCP、スペインのインディテックスの4社に対して捜査を開始したと報じた。

 2日7時4分のブルームバーグ記事では、SMCPとインディテックスは嫌疑を否定するとともに操作に協力する姿勢をみせたが、スケッチャーズからの返答はなかったとしている。

★9:33  電通G-SMBC日興が目標株価引き上げ 広告需要回復に加え、構造改革進捗で業績拡大への期待
 電通グループ<4324.T>が小幅高。SMBC日興証券では、広告需要回復に加え、構造改革進捗で業績拡大の期待も高まると指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3800円から4800円に引き上げた。

 21/12~24/12期業績予想を上方修正。広告需要回復が従来想定以上に鮮明になってきていること、事業構造改革によるグループのコスト効率化が進んでいることが主な理由という。また、21/12期業績予想には固定資産売却益約1190億円を織り込んだことから、営業利益、当期利益は大幅上方修正。新たに25/12期業績予想を追加。国内外の景気拡大、広告需要拡大基調の継続による収益拡大を見込み、前期比12.1%営業増益を予想している。

★9:34  SHIFT-反発 小売DXを推進するフェズと資本業務提携
 SHIFT<3697.T>が反発。同社は1日、小売業界のデジタルトランスフォーメーションを推進するフェズ(東京都千代田区)のC種優先株式(潜在ベースの持分比率2.4%)を第三者割当増資に応じるかたちで引き受け、資本業務提携すると発表した。

 今後拡大する市場において急成長が期待されるフェズを、資本面含め総合的に支援し、フェズの持つ小売業界の取引先基盤にアクセスすることで、同社の新規顧客開拓や既存顧客との関係性強化、それによる取引の拡大に取り組むとしている。

★9:37  松屋-続伸 6月度の銀座本店売上高5%増
 松屋<8237.T>が続伸。同社は1日、6月度の銀座本店売上高は前年同月比4.7%増だったと発表した。前の期比では32.8%減となった。まん延防止等重点措置に移行したことを受け、中旬より全館通常営業に戻った。営業再開後は富裕層を中心に引き続き強いニーズを示し、館全体の売り上げをけん引したとしている。

★9:46  サイバーエージェント-反発 リアルゲイトを子会社化 不動産領域へ参入
 サイバーエージェント<4751.T>が反発。同社は1日、トランジットジェネラルオフィス(東京都渋谷区)の連結子会社でクリエイティブオフィスの企画・運営をするリアルゲイト(東京都渋谷区)の発行済株式の過半数以上を取得し連結子会社化するとともに、グループにおいて不動産領域へ参入すると発表した。

 同社が持つ技術力やデジタル分野におけるサービス開発・運用におけるノウハウなどを元に、不動産領域のDX推進を図り、リアルゲイトが推進するクリエイティブな不動産とITの融合によって、自由なワークプレイス・街づくりの発展に寄与するとしている。

★9:46  三菱商事-4日ぶり反発 位置データで観光支援 経路分析で消費促す=日経
 三菱商事<8058.T>が4日ぶり反発。2日付の日本経済新聞朝刊は、同社が位置情報データを用いて地域の観光を支援する実証実験を始めたと報じた。

記事によれば、昭文社ホールディングス<9475.T>傘下で観光情報のデータベース制作を手掛けるマップルと連携するという。移動経路や属性など利用者データを分析し、自治体と連携して消費を促す仕組みをつくるほか、観光、医療や買い物など移動と組み合わせた地域密着型サービスの開発を目指すとしている。



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