前場コメント No.1 中外薬、トシンG、アシロ、KOA、ザイン、オリックス

2021/07/20(火) 11:42
★9:01  中外製薬-続伸 新型コロナ向け抗体カクテル療法 特例承認と報じられる
 中外製薬<4519.T>が続伸。厚労省が19日に、同社の新型コロナウイルス向け治療薬「抗体カクテル療法」の製造販売を特例承認したと各紙が報じた。

 19日20時2分の日本経済新聞電子版記事によれば、国内のコロナ治療薬は4つ目となり、重症化リスクがある軽症、中等症の患者に使うという。「カシリビマブ」「イムデビマブ」と呼ぶ2種類の抗体を1回点滴し、ウイルス表面に結合して増殖を抑えるようだ。

 対象は持病や肥満などの重症化リスクがあり、酸素投与を要しない症状の患者となるもよう。インド型(デルタ型)などの変異ウイルスにも効果があることが示唆されるとの見解を示したとしている。

 なお、同社は20日8時30分に、抗体カクテル療法「ロナプリーブ点滴静注セット」が新型コロナウイルス感染症に対し、世界で初めて製造販売承認を取得したと正式に発表した。

★9:02  トシンG-買い気配 ToSTNeT-3で自己株1万2000株取得へ 割合は0.3%
 トシン・グループ<2761.T>が買い気配。同社は19日、1万2000株・7740万円を上限とした自己株式取得を発表した。株経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は0.3%。

 具体的な取得方法として、20日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、19日の終値6450円で買い付けの委託を行うとした。

★9:03  アシロ-買い気配スタート/東証マザーズ上場 寄り前1399円
 弁護士業界とITを結びつけたリーガルメディアサイトの運営などを行うアシロ<7378.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。公開価格1160円の買い気配で始まり、差し引き約58万株の買い越し。直前の寄り前気配は1399円前後だった。

 主幹事は野村証券で、公開株数は483万3600株。法律関連情報サイトの運営。法律・弁護士業界とインターネットを結びつけた事業を営んでおり、ネット上で法律や弁護士の情報を提供するほか、弁護士有資格者を紹介している。

★9:03  KOA-買い気配 1Q経常益予想を上方修正 日欧の産業機器用途向け販売が好調
 KOA<6999.T>が買い気配。同社は19日、22.3期1Q(4-6月)の連結経常利益予想を従来の11.0億円から20.1億円(前年同期比4.2倍)に上方修正すると発表した。

 日本、欧州地域における産業機器用途向けの販売が好調であったことや、米ドルおよびユーロの為替レートが想定より円安で推移したことなどが寄与する。

なお、1Q決算発表は27日の予定。

★9:04  ザインエレクトロニクス-買い気配 上期営業損益予想を上方修正 一転黒字へ
 ザインエレクトロニクス<6769.T>が買い気配。同社は19日、21.12期上期(1-6月)の連結営業損益予想を従来の0.5億円の赤字から1.3億円の黒字(前年同期は2.3億円の赤字)に上方修正すると発表した。

 LSI事業において、主に国内および中国市場向けの製品出荷が急速に回復したこと、研究開発活動を順調に進めつつコスト削減を進めたことも寄与する。

★9:04  オリックス-5日続落 再エネに1兆円投資 5年で倍増 インフラファンド検討=日経
 オリックス<8591.T>が5日続落。20日付の日本経済新聞朝刊は、同社が再生エネ開発事業者のM&A(合併・買収)や発電設備の新規開発を通じ、運用資産を今後5年間で2倍の1兆円規模にすると報じた。

 記事によれば、買収した欧州の開発事業者と資産運用会社が連携し、インフラファンドの立ち上げも検討するという。世界的に脱炭素に向けて再生エネ電源への需要が高まるなか、戦略分野と位置づけて投資を加速するとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。


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