前場コメント No.2 キヤノン電、日立、野村不HD、塩野義、東レ、アジュバン

2021/07/26(月) 11:37
★9:02  キヤノン電子-売り気配 上期営業益2.5%増も材料出尽くし
 キヤノン電子<7739.T>が売り気配。同社は21日に、21.12期上期(1-6月)の連結営業利益は29.5億円(前年同期比2.5%増)だったと発表した。通期の会社計画79.8億円に対する進ちょくは37.0%。

 カメラ用部品や事務機用ユニットなど需要が回復した製品の増産対応を進めたほか、スキャナー関係で欧州を中心に積極的な拡販活動を展開したことが寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:03  日立製作所-大幅続伸 EV部品生産6倍 日米中に新工場=日経
 日立製作所<6501.T>が大幅続伸。24日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2022年末までに、日本、米国、中国にモーターなど電気自動車(EV)部品の新工場を設けると報じた。

 生産能力を現在の6倍前後に増やす。自動車業界では車載電池などで大型投資の表明が相次ぐ。同社も世界シェア上位のEV部品の供給体制を強化するとしている。

★9:04  野村不動産-買い気配 1Q経常益81%増 都市開発部門が伸びる
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が買い気配。同社は21日、22.3期1Q(4-6月)の連結経常利益は278億円(前年同期比80.5%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は38.4%。

 都市開発部門において収益不動産事業の物件売却収入が増加したこと、仲介・CRE部門が前年同期のコロナ禍における反動で大きく伸びたことなどが寄与した。

★9:04  塩野義製薬-3日続伸 新型コロナウイルス感染症治療薬S-217622の臨床試験開始
 塩野義製薬<4507.T>が3日続伸。同社は26日8時30分に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬(開発番号:S-217622)について、経口投与の抗ウイルス薬として国内で第1相臨床試験を開始し、7月22日に初回投与を行ったと発表した。

 この治療薬は、同社が創製した3CLプロテアーゼ阻害薬という。新型コロナウイルス(SARS-CoV2)は3CLプロテアーゼというウイルスの増殖に必須の酵素を有している。この治療薬は、3CLプロテアーゼを選択的に阻害することで、SARS-CoV-2の増殖を抑制する。SARS-CoV-2感染動物を用いた非臨床試験において、ウイルス量を速やかかつ有意に低下させることが確認されている。この臨床試験では、健康成人を対象に本治療薬服用時の体内動態、安全性、忍容性の確認を行うとしている。

★9:04  東レ-買い気配 4~6月事業益2.8倍350億円へ 車や家電向け樹脂好調=日経
 東レ<3402.T>が買い気配。22日付の日本経済新聞朝刊は、同社の2021年4~6月期の本業のもうけを示す連結事業利益(IFRS)が前年同期の2.8倍の約350億円だったことがわかったと報じた。

 記事によれば、新型コロナウイルス禍前の19年4~6月期(344億円)並みに戻るという。看板事業の航空機向け炭素繊維複合材料(CFRP)はなお厳しいが、米中の経済回復で自動車や家電向け樹脂などが好調だとしている。

★9:05  アジュバンコスメ-反発 1Q営業黒字転換 ヘアケアやスキンケアが好調
 アジュバンコスメジャパン<4929.T>が反発。同社は21日に、22.3期1Q(3月21日-6月20日)の連結営業損益は1億2600万円の黒字(前年同期は700万円の赤字)だったと発表した。

 前期投入した「KASUI(カスイ)」が好調となりヘアケアが増収となった。また、4月にリニューアル発売したスプレータイプの全身用日焼け止め「アジュバン ボディプロテクトR」が順調に推移したことによりスキンケアが増収となった。また、人件費などの管理費が減少したことも寄与した。


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