前場コメント No.3 すららNT、エプソン、TOTO、コーセー、ミスミG、JR東海

2021/08/02(月) 11:33
★9:05  すららネット-売り気配 上期営業益40%増も通期据え置きで失望
 すららネット<3998.T>が売り気配。同社は7月30日に、21.12期上期(1-6月)の営業利益は2.6億円(前年同期比39.6%増)だったと発表した。通期の会社計画3.2億円に対する進ちょくは80.2%。

 システム改修に伴う開発投資は順調に進ちょくをしているが期初予算より大幅に削減したこと
と、コロナ禍でオンラインイベントおよびオンライン面談による出張関連費用などの減少が寄与した。なお、株価は進ちょくが良いにもかかわらず通期計画が据え置かれたことから、失望売りが出ている。

★9:06  セイコーエプソン-大幅高 通期営業益予想を上方修正 1Qは11.5倍
 セイコーエプソン<6724.T>が大幅高。同社は7月30日、22.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の570億円から700億円(前期比46.9%増)に上方修正すると発表した。

 従来予想と比べ、需要増加に伴う販売増加、在宅印刷需要の継続、輸送費・部材費などのコスト増加を織り込んだ。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は237億円(前年同期比11.5倍)だった。コロナ禍で落ち込んだ前年と比べて市場回復が進んだ。在宅印刷需要は落ち着きをみせるものの、依然として高水準で推移したことも寄与した。

★9:07  TOTO-買い気配 1Q営業益4.8倍 住宅リモデルなど好調
 TOTO<5332.T>が買い気配。同社は7月30日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は121億円(前年同期比4.8倍)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は69.2%。

 日本では、衛生性の意識の高まりにより、住宅リモデルを中心に好調に推移した。海外でも中国大陸事業は市況が回復し、米州事業では昨年大幅伸長したウォシュレットが好調を維持するなど各地域で伸長した。

★9:07  コーセー-売り気配 1Q営業益2.1倍も材料出尽くし
 コーセー<4922.T>が売り気配。同社は7月30日、21.12期1Q(4-6月)の連結営業利益は34.6億円(調整後前年同期比2.1倍)だったと発表した。決算期を3月末から12月末に変更しているため、21.3期1Q(4-6月)との比較になる。

 コロナ禍で落ち込んだ昨年の反動により、国内および中国での販売が好調に推移したほか、コストコントロールなども寄与した。

 なお、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:08  ミスミグループ本社-買い気配 通期営業益を上方修正 1Qは3.5倍
 ミスミグループ本社<9962.T>が買い気配。同社は7月30日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の380.0億円から455.0億円(前期比67.3%増)に引き上げると発表した。

 グローバルで設備投資需要および稼働に回復が見られたことに加え、昨年度から取り組んでいる収益体質改善効果により、前回予想を上回る見通し。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は143.7億円(前年同期比3.5倍)だった。

 22.3期の年間配当予想を24.11円から29.04円(前期は15.09円)に修正すると発表した。

★9:08  JR東海-4日続落 通期営業益を下方修正 1Qは253億円の赤字
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が4日続落。同社は7月30日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の2150億円の黒字から1060億円の黒字(前期は1848億円の赤字)に引き下げると発表した。

 緊急事態宣言が再発令されるなどして、引き続き鉄道などの利用が低調であり、回復の遅れが見込まれることから、前回予想を下回る見通し。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は253.1億円の赤字(前年付きは836.1億円の赤字)だった。


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