前場コメント No.11 保土谷、バイク王、マンダム、メンバーズ、不二硝、栗田工

2021/08/02(月) 11:34
★10:15  保土谷化学-急騰 1Q営業益31%減も好進ちょくで買い優勢
 保土谷化学工業<4112.T>が急騰。同社は7月30日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は15.7億円(前年同期比30.5%減)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は62.8%。

 PCR診断キット用材料の特需が一服したこと、新収益認識基準の適用による売り上げ減少などが響いた。

 なお、株価は順調な進ちょく率を好感した買いが優勢となっている。

★10:24  バイク王-急落 日証金が増担保規制を実施 需給悪化懸念で売り優勢
 バイク王&カンパニー<3377.T>が急落。日本証券金融(日証金)は7月30日、同社株について8月2日より増担保金徴収措置を実施すると発表した。

 貸借担保金率が50%(うち現金担保分20%)に引き上げられる。株価は増担保金徴収措置による需給への影響を懸念した売りが優勢となっている。

★10:25  マンダム-急落 通期営業損益予想を下方修正 1Qは赤字転落
 マンダム<4917.T>が急落。同社は7月30日、22.3期通期の連結営業損益予想を従来の9.5億円の黒字から0円(前期は7.9億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 日本の男性化粧品市場の需要が想定ほど回復せず、春・夏シーズンに向けてリニューアルした商品が当初見込みほど売上高に寄与しなかった。コロナ禍で海外の消費低迷が続いていることも響く。
 
 22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は7.5億円の赤字(前年同期は11.1億円の黒字)だった。

★10:31  メンバーズ-急落 1Q営業黒字転換も進ちょく遅れを嫌気
 メンバーズ<2130.T>が急落。同社は7月30日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は900万円の黒字(前年同期は5800万円の赤字)、連結売上高は31.1億円(前年同期比24.9%増)だったと発表した。営業利益の上期計画に対する進ちょく率は1.8%。

 主にPGT事業の高付加価値領域の好調な推移により、1Qの売上高は過去最高を更新した。一人当たり付加価値売上高の向上および稼働率の改善などもあり、6期ぶりの営業黒字となった。

 なお、上期計画に対して進ちょくが遅れていることもあり、株価は計画未達を懸念した売りが優勢となっている。

★10:45  不二硝子-ストップ高買い気配 イスラエルワクチン3回目接種開始との報道を材料視か
 不二硝子<5212.T>がストップ高買い気配。日本経済新聞電子版は2日10時23分、イスラエルが1日、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した60歳以上の市民に3回目の接種(ブースター接種)を始めたと報じたことが材料視されているようだ。

 記事によれば、3回目の接種に踏み切るのは世界で初めてのもよう。感染力が強いとされるインド型(デルタ型)がまん延している中、時間の経過とともに低下する免疫を高める効果を狙う。英国も3回目接種の検討に入ったようだとしている。

 報道を受け、ワクチン関銘柄連とされる同社に買いが入っている。

★10:46  栗田工業-急落 1Q営業益1%減 大型受注の減少や販管費の増加など響く
 栗田工業<6370.T>が急落。同社は7月30日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は58.2億円(前年同期比0.5%減)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は43.1%。

 水処理装置事業において、電力分野向けなどの大型案件の受注が減少したこと、東アジアの電子産業向け水処理装置の売り上げが一巡したことにより海外全体では減少となったことや、販管費の増加などが響いた。


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