前場コメント No.9 長谷川香、昭電工、丸紅、日工営、ラオックス、キッセイ薬

2021/08/03(火) 11:35
★10:59  長谷川香料-続伸 通期営業益予想を上方修正 3Q累計は22%増
 長谷川香料<4958.T>が続伸。同社は2日、21.9期通期の連結営業利益予想を従来の52.3億円から60.7億円(前期比13.3%増)に、期末配当予想を22円から28円(前期末は22円)に引き上げると発表した。

 中国および米国子会社の業績が想定を上回って推移していることから見通しを引き上げた。

 21.9期3Q累計(10-6月)の連結営業利益は52.9億円(前年同期比21.9%増)だった。

★11:08  昭和電工-反落 通期最終損益予想を下方修正 営業損益は上方修正
 昭和電工<4004.T>が反落。同社は3日11時、21.12期通期の連結純損益予想を従来の140億円の赤字から250億円の赤字(前期は763億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 昭和電工マテリアルズセグメントにおいて、下期に150億円程度の追加の事業構造改善費用の計上を想定していることなどが響く。

 21.12期通期の連結純損益予想は従来の680億円の黒字から850億円の黒字(前期は194億円の赤字)に上方修正した。

 石油化学セグメントにおいてナフサ価格の上昇を背景にエチレンなど主要製品価格が想定を上回っていることなどが寄与する。

★11:09  丸紅-プラス転換 1Q最終益93%増 アグリ事業が好調
 丸紅<8002.T>がプラス転換。同社は3日11時、22.3期1Q(4-6月)の連結純利益(IFRS)が1121億円(前年同期比92.9%増)だったと発表した。市場コンセンサスは803.3億円。

 アグリ事業において、農業資材価格の上昇および好天候を背景としたGavilon肥料事業およびHelena社の増益が寄与した。

★11:15  日本工営-続伸 21.6期営業益を上方修正 コンサルタント事業など好調
 日本工営<1954.T>が続伸。同社は2日、21.6期通期の連結営業利益予想を従来の7100万円から7700円(前期比67.8%増)に引き上げると発表した。

 主力事業であるコンサルタント国内事業においては好調な受注環境に加え生産性が向上、都市空間事業では英国での事業が順調に進ちょくしたことから、前回予想を上回る見通し。

★11:26  ラオックス-急騰 海南省海口市に合弁会社を設立 中国免税市場に本格進出
 ラオックス<8202.T>が急騰。同社は3日、中国事業子会社である楽弘益企業管理(中国上海市)が、海南旅投免税品(中国海南島)および華揚聯衆数字技術(中国北京市)との共同出資により、上海、深セン、済南に次ぐ同社グループの中国における第四の拠点となる中国海南省海口市に、7月30日付で合弁会社を正式に設立したと発表した。

 これにより中国の北部、中央部、南部に次いで、中国政府が経済のけん引役として貿易や金融の自由化を進めているリゾート地「海南島」において、同社グループのさらなる事業拡大および販路拡大を図るとしている。

★11:27  キッセイ薬品-続伸 1Q営業益82%減も黒字着地を好感
 キッセイ薬品工業<4547.T>が続伸。同社は2日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は2.9億円(前年同期比82.1%減)だったと発表した。上期計画は18億円の赤字。

 薬価改定などの影響により医薬品事業が軟調だった。売上原価率の上昇、研究開発費を主とした販管費の増加なども響いた。

 なお、赤字計画に対して1Qが黒字の着地となったことが好感され、株価は買い向かっている。


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