前場コメント No.4 花王、宝HD、東京精、ファストリ、イリソ電子、山崎パン

2021/08/04(水) 11:33
★9:13  花王-反発 上期最終益4%増 市場コンセンサス上回る
 花王<4452.T>が反発。同社は3日、21.12期上期(4-9月)の連結純利益(IFRS)が525.4億円(前年同期比3.8%増)だったと発表した。市場コンセンサスは504.3億円。

 衛生関連製品を中心とした前年同期の需要拡大の反動を受けたが、金融収益が増加したことなどから純利益では増益となった。

★9:14  宝HD-急騰 通期営業益を上方修正 1Qは6.4倍
 宝ホールディングス<2531.T>が急騰。同社は3日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の226.0億円から286.0億円(前期比32.4%増)に引き上げると発表した。

 海外において飲食店向けの売り上げが想定を上回っていること、タカラバイオグループにおいて、PCR検査関連製品などの販売が伸長していることなどから、前回予想を上回る見通し。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は123.4億円(前年同期比6.4倍)だった。

 また、22.3期の期末配当予想を22円から24円(前期は21円)に修正すると発表した。なお、年間配当も同様となる。

★9:14  東京精密-続落 1Q営業益89%増も上方修正なし
 東京精密<7729.T>が続落。同社は3日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は60.0億円(前年同期比88.7%増)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は55.5%。

 主力の半導体製造装置部門において、5G通信やテレワーク、EVの開発加速や普及に伴う半導体の製造装置需要が堅調に推移した。半導体産業育成に力を入れる中国からの需要が高水準を維持したことなども寄与した。

 世界的な半導体需要を背景に業績の上方修正が期待されていたものの、見通しを据え置いたこともあり、失望売りが優勢となっている。

★9:14  東京精密-続落 60万株・25億円を上限に自社株買い 割合は1.5%
 東京精密<7729.T>が続落。同社は3日、60万株・25億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は8月4日~9月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.5%となる。

 なお、株価は同時に発表した1Q(4-6月)決算を受けて下落している。

★9:15  ファストリ-小動き 7月国内ユニクロ既存店売上高0.1%増 夏物が好調
 ファーストリテイリング<9983.T>が小動き。同社が3日に発表した7月度の国内ユニクロ既存店+Eコマースの売上高は前年同月比0.1%増となった。直営店+Eコマースの売上高は2.0%増だった。

 気温が高く推移したことで夏物商品を中心に好調な販売となった。

★9:16  イリソ電子-急落 1Q営業黒字転換も進ちょく遅れを嫌気
 イリソ電子工業<6908.T>が急落。同社は3日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は12.6億円の黒字(前年同期は4.0億円の赤字)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は42.1%。

 巣ごもり需要により、ゲーム機向け、テレビ向けが好調を維持したほか、コロナ禍で低迷していた自動車生産・販売の回復に伴い車載向けが大きく伸びたことも寄与した。注力しているパワートレイン分野については、四半期での最高売り上げを更新したとしている。

 なお、上期計画に対し進ちょくが遅れていることもあり、株価は売りが優勢となっている。

★9:16  山崎製パン-大幅反発 上期営業益24%増 上期計画を上回る
 山崎製パン<2212.T>が大幅反発。同社は3日、21.12期上期(1-6月)の連結営業利益は122億円(前年同期比23.9%増)だったと発表した。上期計画108億円を上回る着地となった。

 コロナ禍ではコンビニエンスストアやベーカリーなどの小売業向けが伸び悩んだものの、2Q(4-6月)以降は菓子パン部門の売り上げ回復し子会社の業績が好調に推移したほか、光熱費などの減少も寄与した。


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