前場コメント No.9 カッシーナ、船総研HD、ABCマート、メルカリ、REMIX、アイホン

2021/08/04(水) 11:33
★10:22  カッシーナ-底堅い 通期営業益を下方修正 大型案件の粗利率が想定下回る
 カッシーナ・イクスシー<2777.T>が底堅い。同社は4日10時、21.12期通期の連結営業利益予想を従来の8.3億円から7.3億円(前期比3.3%減)に引き下げると発表した。

 緊急事態宣言の影響を受けたほか、一部の大型案件の粗利率が低かったことにより、年間の粗利率が予想を下回る見込みのため、前回予想を引き下げる。なお、株価は下方修正を受けて、一時前日比4%安まで売られる場面があったが、その後は買いが入り下げ幅を縮小している。

★10:45  船井総研HD-大幅高 通期営業益を上方修正 上期は27%増
 船井総研ホールディングス<9757.T>が大幅高。同社は3日、21.12期通期の連結営業利益予想を従来の57.0億円から64.0億円(前期比28.5%増)に引き上げると発表した。

 主力事業の経営コンサルティング事業における月次コンサルティング業務およびWEB広告運用代行業務が好調であること、オンラインセミナーやリモートワークの推進によるコストの大幅削減によって営業利益率が改善したことなどから、前回予想を上回る見通し。

 21.12期上期(4-9月)の連結営業利益は32.8億円(前年同期比26.8%増)だった。

★10:45  ABCマート-大幅反発 7月度の既存店売上高9%増
 エービーシー・マート<2670.T>が大幅反発。同社は3日、7月度の既存連売上高は前年同月比9.2%増だったと発表した。客数は同6.7%増、客単価は同2.3%上昇となった。

 例年よりも梅雨明けが早く、気温の上昇が早まったことから、店舗、オンラインいずれも、サンダルを中心とした夏物商品の販売が好調だったとしている。

★10:47  メルカリ-大幅に3日続伸 傘下メルペイが少額融資サービスに参入
 メルカリ<4385.T>が大幅に3日続伸。同社傘下のメルペイは3日、フリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービス「メルペイ」において、「メルカリ」の利用実績等を元に金利・利用限度額が決まり、「メルカリ」アプリで申し込みと利用が完結する少額融資サービス「メルペイスマートマネー」の提供を開始したと発表した。

 一般的な金融システムで用いられる属性情報を元にした与信では、一律で金利・利用限度額が決まるが、このサービスでは「メルカリ」の販売実績などから予測された将来の販売傾向に応じて金利が優遇されるなど、顧客の利用状況に合わせて、より活用しやすい条件に変動するとしている。

 なお、上記の内容は3日の取引時間中に発表されたものの、4日付の日本経済新聞朝刊をはじめ各メディアで取り上げられたことを手掛かりに買いが集まっている。

★11:02  リミックスポイント-反発 日本初「ADA(エイダコイン)」取り扱い決定
 リミックスポイント<3825.T>が大幅高。同社は3日、連結子会社のビットポイントジャパンにおいて、新たに暗号資産ADA(エイダコイン)を取り扱うこと発表した。

 取扱い開始日は2021年8月下旬を予定している。

★11:03  アイホン-3日ぶり反落 1Q営業黒字転換 上期計画超過も上方修正なし
 アイホン<6718.T>が3日ぶり反落。同社は3日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は15.9億円の黒字(前年同期は2.3億円の赤字)だったと発表した。上期計画15.0億円の黒字を超過した。

 コロナ禍で工期が延期した前年から一転し、国内において分譲マンションへの販売が大幅に増加するとともに、賃貸マンションの更新需要に対応した積極的な受注活動を展開したことにより、大幅な増収となったことが寄与した。

 なお、好調な着地となったものの、業績予想を据え置いたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース250 655.60 +4.96
NYダウ 38,503.69 +263.71
ナスダック総合 15,696.64 +245.34
ドル/円 154.90 +0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ