前場コメント No.5 DDHD、三井化学、トランス、ピーエイ、住友鉱、UMCエレ

2021/08/17(火) 11:30
★10:10  DDHD-反発 7月既存店売上高32%減 6月は36%減
 DDホールディングス<3073.T>が反発。同社は16日、7月の既存店売上高が前年同月比32.2%減だったと発表した。全店は同35.6%減。6月はそれぞれ同38.5%減、同41.0%減だった。株価は6月度から改善が見られたことを好感して、買いが優勢となっている。

★10:18  三井化学-野村が投資評価引き上げ 主力の拡大で基盤素材が減益でも割安
 三井化学<4183.T>が反発。野村証券では、主力の拡大で基盤素材が減益でも割安と指摘。投資評価は「Neutral」から「Buy」に引き上げ、目標株価は4180円→4970円に引き上げた。

 野村予想を上方修正し、株価に割安感が生じたと考えている。ビスフェノールAなど歴史的高水準の採算の主因である米国寒波による停電影響は今後沈静化すると見られ、野村では23.3期のコア営業利益は前期比減を予想。ただ、その利益水準でも24.3期以降の成長3領域(モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージング)の利益成長を考慮すると割安と考えている。

★10:22  トランスジェニック-反発 中国で肺がんマーカーに対する抗体ならびにその診断応用に関し特許査定
 トランスジェニック<2342.T>が反発。同社は16日、国立がん研究センターと、新規肺がんマーカースプライスバリアント型α-アクチニン-4に対する抗体ならびにその診断応用に関して、2011年9月9日に共同で国際特許出願(PCT/JP2011/071168)していたが、このたび中国特許庁から特許査定を受けたと発表した。

 今後、同社が有する知的財産権の収益化の一環として、小細胞性肺がんなどの診断に有用な簡易検出システムの診断薬メーカーへのライセンスなど実用化に向けた取り組みを進めるとしている。

★10:33  ピーエイ-4日ぶり大幅反落 上期最終赤字拡大 減損など響く
 ピーエイ<4766.T>が4日ぶり大幅反落。同社は16日、21.12期上期(1-6月)の連結純損益は2.5億円の赤字(前年同期は0.2億円の赤字)だったと発表した。

 求人情報誌を発行する情報サービス事業が、コロナ禍における採用活動の中断・延期などにより減収となった。東急目黒線西小山駅前に保有している商業施設の減損損失を計上したことも響いた。

★10:35  住友金属鉱山-反発 コバルト回収を含めた二次電池リサイクル技術の実証実験に成功
 住友金属鉱山<5713.T>が反発。同社は16日、使用済みのリチウムイオン電池(以下、LIB)などの二次電池からニッケルおよびコバルトを回収し高純度化することにより、LIB用正極材の原料として再利用できることを実証したと発表した。

 加えて世界で初めてとなる独自のリチウム回収技術により、使用済みの二次電池から銅・ニッケル・コバルト・リチウムを再資源化する能力を備えた新リサイクルプロセスを確立したとしている。

★10:47  UMCエレクトロニクス-急落 1Q営業黒字4億円 買い先行も利益確定売り優勢
 ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>が急落。同社は16日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が4.0億円の黒字(前年同期は3.9億円の赤字)と発表した。

 車載向けにパワーコントロールユニット、DC-DCコンバーター、電動コンプレッサなどの電動自動車向けの製品が伸長したことが寄与した。

 なお、株価は黒字転換を好感した買いが先行するも、利益確定売りに押され急落している。


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