前場コメント No.3 サトウ食品、関西電、東電力HD、JR東海、ミライノベート、中外薬

2021/09/09(木) 11:33
★9:10  サトウ食品-5日続落 1Q営業益75%減 物流費や広告宣伝費の増加響く
 サトウ食品<2923.T>が5日続落。同社は8日、22.4期1Q(5-7月)の連結営業利益は0.8億円(前年同期比74.9%減)だったと発表した。

 販売増に伴い物流費が増加したことに加え、包装米飯および包装餅のさらなる通年需要の喚起を目的に、前期までと比べて広告宣伝計画を修正したことを受けて広告宣伝費が増加したことも響いた。

★9:11  関西電力-大幅高 ドローンで洋上風力点検 2時間で完了=日経
 関西電力<9503.T>が大幅高。9日付の日本経済新聞朝刊は、同社の子会社ディーシフトが2022年度中に、洋上風力発電の点検にドローンを使うサービスを始めると報じた。

 記事によれば、人手では1基あたり1~2日かかるが、約2時間で終えるもよう。点検のために停止する時間を縮め、発電時間の増加につなげるとしている。

 なお、株価は8日に自民党総裁選に立候補する意向の河野太郎規制改革担当相が原発再稼働を当面容認するとの意向が報道で伝わったことから、これを好感した買いも入っているようだ。

★9:11  東京電力-急騰 河野氏 原発再稼働を当面容認と伝わる
 東京電力ホールディングス<9501.T>が急騰。複数メディアにおいて8日、自民党総裁選に立候補する意向の河野太郎規制改革担当相が原発政策に関し「安全が確認された原発を再稼働していくのはカーボンニュートラルをめざす上である程度必要だ」と述べたことが材料視されているようだ。

 同日の時事通信の報道によれば、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標を踏まえ、当面容認する立場を示したとしている。

 報道を受け、株価は高いところで前日比6%高の310円を付ける場面があった。中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>なども高い。

★9:14  JR東海-底堅い 同社も本格的な料金変動制の導入を検討と伝わる
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が底堅い。同社は8日、東海道新幹線や在来線の指定席特急料金に本格的な変動制の導入を検討していると明らかにした。

 9日付の日本経済新聞朝刊の記事によると、同日の記者会見で金子慎社長が明らかにした。現在も年末年始などには200円高くするといった価格差をつけているが、これを拡大する方針のようだ。導入時期については未定としている。

★9:15  ミライノベート-小動き 500万株・2億円を上限に自社株買い 割合は1.00%
 ミライノベート<3528.T>が小動き。同社は8日、500万株・2億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は9月9日~11月8日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.00%となる。

★9:17  中外製薬-3日続落 コロナ薬 同社が発症予防での投与を検討=日経
 中外製薬<4519.T>が3日続落。9日付の日本経済新聞朝刊は、製薬各社が新型コロナウイルス治療薬を、濃厚接触者などの発症予防としても投与できるよう対応すると報じた。

 記事によれば、同社は抗体カクテル療法「ロナプリーブ」の投与対象を感染者の家族など濃厚接触者に広げることを検討しているもよう。海外では予防投与が既に認められた例もあり、ワクチンに加え薬でも発症者の増加を抑えられれば医療の逼迫を避けられるとして実用化をめざすとしている。

 なお、株価は足もと調整基調で、きょうは売りが優勢となっている。


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