チタン工業-買い気配 チタン酸塩系材料 半導体封止材向け受注と報じられる
チタン工業<4098.T>が買い気配。10日付の化学工業日報は、新市場への開拓戦略として電子材料領域に製品投入を開始したと報じた。
記事によれば、独自技術により粒径、粒度分布、形状を制御したチタン酸塩系材料は、国内大手メーカーで半導体封止材用添加剤として受注を獲得したという。今後、多様な要求性能に対応できる製品群を確立し、電波シールド、アンテナなどの用途拡大につなげるようだ。
同社の井上保雄社長は「次世代を担う事業の柱に成長させる」と期待を述べ、半導体封止材用添加剤は複数顧客からの採用が見込めることから、今期に年産10トン程度からスタートし2023年には同50トンへと生産量を拡大させる計画だとしている。
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