前場コメント No.1 ニプロ、新生銀、ビジョナル、エーザイ、シーイーシー、福島銀

2021/09/10(金) 11:35
★9:00  ニプロ-売り気配 ユーロ円建てCBで300億円調達 ダイアライザ生産増強の設備投資に充てる
 ニプロ<8086.T>が売り気配。同社は9日、2026年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(ソーシャルCB)を発行すると発表した。
 
 払込期日は2021年9月27日(ロンドン時間)。発行総額は300億円。転換価格は1430円。償還期限は2026年9月25日。利率は0%。米国を除く、欧州およびアジアを中心とする海外市場において募集する。調達資金は全額ダイアライザ生産増強のための設備投資資金に充当する。

★9:01  新生銀行-買い気配 SBIHDが同社株を1株2000円でTOB 上場は維持
 新生銀行<8303.T>が買い気配。SBIホールディングス<8473.T>は9日、同行の普通株式を公開買い付け(TOB)により取得すると発表した。

 買い付け価格は1株当たり2000円。買い付け期間は9月10日から10月25日。買い付け予定数は5821万1300株で同数を上限とする。下限は設けない。TOB成立後も上場は維持する方針。

 なお、同行は同日、TOBについて、「SBIホールディングスより事前の連絡を受けておらず、本公開買付けは当行取締役会の賛同を得て実施されたものではありません。本公開買付けに関する当行の考え方に基づく当行の対応につきましては、本公開買付けの公開買付届出書の内容その他の情報を分析・検討したうえで、早急に株主の皆様にご案内いたします」とのコメントを発表している。

★9:01  ビジョナル-買い気配 前期営業益予想を上方修正 一転増益へ ビズリーチ事業好調
 ビジョナル<4194.T>が買い気配。同社は9日、21.7期通期の連結営業利益予想を従来の9.6億円から23.7億円(前の期比8.3%増)に上方修正すると発表した。従来予想の56.1%減から一転して増益を見込む。

 プロフェッショナル領域の採用支援市場が力強い回復により、ビズリーチ事業が想定を上回って好調となったことが寄与する。なお、21.7期の決算発表は13日の予定。

★9:01  エーザイ-売り気配 バイオジェンが認知症薬アデュカヌマブの販売滑り出し不調認めると伝わる
 エーザイ<4523.T>が売り気配。ブルームバーグは10日、バイオジェンが同社と共同開発したアルツハイマー病治療の新薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」の販売が期待された通りには順調に進んでいないとのウォール街の懸念を認めたと報じた。

 記事によれば、アデュヘルム販売にいくつかの課題が生じているとバイオジェントップが説明。これを受け、株価の下げは一時8%を超え、6月以来の安値を付けたとしている。

 認知症薬の販売懸念から同社にも売りが出ている。

★9:02  シーイーシー-売り気配 上期営業益17%減 特需の反動など響く
 シーイーシー<9692.T>が売り気配。同社は9日、22.1期上期(2-7月)の連結営業利益は22.2億円(前年同期比16.9%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は42.7%。

 戦略的ICT領域であるDX、IoT、クラウド分野における需要が活性化し受注残高は改善しているものの、前期における特需案件剥落の反動減の影響や、一部の事業領域では未だにICT投資が回復途上にあることなどが響いた。

★9:02  福島銀行-買い気配 SBIが新生銀にTOB 各資本提携先に思惑広がる
 福島銀行<8562.T>が買い気配。9日、SBIホールディングス<8473.T>が新生銀行<8303.T>に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことが材料視されているもよう。

 同社はSBIと資本業務提携を締結しており、買収の思惑から買いが集まっているようだ。同様に島根銀行<7150.T>、じもとホールディングス<7161.T>なども買い気配となっている。


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