前場コメント No.3 東京鉄、JTOWER、オンデック、洋缶HD、住石HD、ポラリスHD

2021/10/18(月) 11:34
★9:04  東京鉄鋼-反落 通期営業益予想を下方修正 鉄スクラップ高騰が響く
 東京鉄鋼<5445.T>が反落。同社は15日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の25億円から0円に下方修正すると発表した。

 原材料である鉄スクラップが当初の想定を15%程度上回って推移したことで、上期の実績が大きく想定を下回った。通期においても当初想定を20%程度上回る見込みから見通しを引き下げた。

★9:05  JTOWER-買い気配 楽天モバイルと資本提携
 JTOWER<4485.T>が買い気配。同社は15日に、楽天グループ<4755.T>傘下の楽天モバイルとの間で、主に4G並びに5Gに係るネットワーク整備において、屋内外を対象に共用設備・共用タワーによるインフラシェアリングを推進することを目的として資本提携を実施したと発表した。

 両社はこの資本提携を契機に連携を深め、4G並びに5Gに係るネットワーク整備において、屋内外を対象に共用設備・共用タワーによるインフラシェアリングを推進し、より快適な通信環境の早期構築に努めるという。
 楽天モバイルは、同社代表取締役社長の田中敦史氏より同社株式を一部取得し、資本参加する。なお、新たに取得された株式の数などの諸条件については非公表としている。

★9:05  オンデック-売り気配 通期営業益予想を下方修正 3Q累計は赤字幅拡大
 オンデック<7360.T>が売り気配。同社は15日、21.11期通期の営業利益予想を従来の2.1億円から0.2億円(前期比84.9%減)に下方修正すると発表した。

 主要基盤の首都圏、近畿圏において、緊急事態宣言の長期化を受けて顧客企業のM&Aの慎重な進行を希望する傾向が強まった。この中で、手数料単価の大きい複数の大型案件において、ペンディングや翌期以降への延期が生じる見通しとなったことなどが響く。

 21.11期3Q累計(12-8月)の営業利益は2.5億円の赤字(前年同期は0.3億円の赤字)だった。

 なお、寄り前の気配ではストップ安水準まで値段を切り下げていた。

★9:06  東洋製缶-続伸 家飲み需要で上期純利益最高見込み=日経
 東洋製缶グループホールディングス<5901.T>が続伸。16日付の日本経済新聞朝刊は、同社の22.3期上期(4-9月)の連結純利益が前年同期比の3倍の200億円前後だったことがわかったと報じた。

 記事によれば、従来予想を10億円上回り、同じ期間で最高となったもよう。新型コロナウイルス下での家飲み需要により飲料缶の国内販売が伸びた。足元の業績は想定を上回っているが、通期予想は据え置く公算が大きいとしている。

★9:06  住石HD-急騰 通期営業益を上方修正 石炭事業・新素材事業・採石事業の業績が堅調
 住石ホールディングス<1514.T>が急騰。同社は15日に、22.3期通期の連結営業損益予想を従来の3.7億円の黒字から15.0億円の黒字(前期は0.6億円の赤字)に引き上げると発表した。石炭事業、新素材事業および採石事業とも業績が堅調に推移していることを踏まえた。

 併せて、22.3期上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の0.7億円の黒字から5.6億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に引き上げた。

★9:07  ポラリスHD-大幅高 第三者割当増資および新株予約権で58億円調達 物件取得費用に充てる
 ポラリス・ホールディングス<3010.T>が大幅高。同社は15日、Star Asia Opportunity 3を割当先とする第三者割当により、新株式および第1回新株予約権(行使価格修正条項付)ならびに第2回新株予約権を発行すると発表した。

 新株の払込期日は11月24日。発行新株数は3255万7500株。発行価額は1株当たり86円。

 新株予約権の割当日は11月24日。発行総数は36万3576個(潜在株式数3635万7600株)。

 差引手取概算額で計57億6669万8600円を調達し、新規ホテル物件取得および新規出店資金に充当する。希薄化割合は116.8%。なお、株価は資金調達を好感した買いが優勢となっている。


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