前場コメント No.5 かっこ、ライトオン、SHIFT、第一生命、三井松島、いちご

2021/10/20(水) 11:32
★9:52  かっこ-大幅高 不正注文検知サービス「不正チェッカー」の提供を開始
 かっこ<4166.T>が大幅高。同社は19日、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」の一部機能を月額4000円から利用できる不正注文検知サービス「不正チェッカー」の提供を開始したと発表した。

 「API・CSV・JavaScript埋め込み」といった豊富な連携のパターンがあり、開発コストをかけずに最短2週間で導入が可能。さらに、あらかじめAPIの連携がされているパートナー企業のECシステムを利用していれば、開発費を抑えながら不正検知と出荷制御の自動化が可能だとしている。

★9:58  ライトオン-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 販売回復感がみられない
 ライトオン<7445.T>が反落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、収益体質は強化されてきた一方で肝心の販売回復感がみられないと評価。レーティングは「Underweight」を継続、目標株価は510円→480円に引き下げた。

 21/8期営業利益は49百万円と黒字を確保したが、当期利益は19/8期以降3年連続の赤字となった。PB拡充・値下げ抑制による粗利率持ち直し、人件費・販売促進費を中心とした経費抑制など会社施策の効果がみられた一方、新型コロナウイルス感染の影響が長期化するなか、既存店売り上げが伸び悩んだ。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、肝心の販売回復感がみられないため会社施策を通じた既存店売り上げの持ち直しが重要と考えている。

★10:05  SHIFT-SBIが目標株価引き上げ 24.8期の売上高1000億円、営業益100億円が達成視野に
 SHIFT<3697.T>がもみ合い。SBI証券では、売上高1000億円、営業利益100億円の達成が視野に入るとして、投資判断「中立」を継続、目標株価を13000円→25000円に引き上げた。

 21.8期業績は売上高、利益ともにSBIの予想を上回り、1Qこそコロナ禍の悪影響が稼働率低下という形で見受けられたが、2Q以降は至って順調な業績推移であったと指摘。KPIの正規雇用エンジニア数もSBIの予想を上回る3927人となったが、人件費や採用費はSBIの予想以下にとどまっており、コストコントロールが適切になされた印象だという。22.8期以降も質の高いサービス提供などによってエンジニア単価の上昇トレンドが継続し、エンジニア数も年間1000人強~1300人強の増加を想定。販管費も21.8期以下の水準を想定しており、これらを踏まえて24.8期には売上高1000億円、営業利益100億円を超えると見込みとしている。

★10:08  第一生命-3日ぶり反発 米10年債利回り1.66%台に上昇 保険・銀行に買い
 第一生命ホールディングス<8750.T>が3日ぶり反発。米10年債利回りの上昇が好感されている。

 米FRBのウォラー理事が、19日の講演で年末まで高水準のインフレが続けば「2022年はより積極的な政策対応が必要になるだろう」と説明。これを受け早期利上げ観測が強まったことで、19日の米10年債利回りは一時1.64%まで上昇し、5か月ぶりの高水準となった。20日に入り、日本時間では1.66%台まで上昇しており、株価は金利上昇による収益改善を期待した買いが優勢となっている。

 金利上昇の恩恵を受ける銘柄として、T&Dホールディングス<8795.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>など保険・銀行株が堅調な動きとなっている。

★10:20  三井松島HD-急落 中国の一般炭先物ストップ安 政府が介入検討発表と伝わる
 三井松島ホールディングス<1518.T>が急落。中国国家発展改革委員会(NDRC)が19日、主要な石炭生産業者や業界団体、中国電力企業連合会(中電連)と協議し、政府の介入によって「妥当な範囲」まで石炭価格を引き下げる方法を検討していると発表したことが手がかり。

 発表を受け、中国鄭州商品取引所の19日の夜間取引で、一般炭先物1月限が8%急落し、1トン当たり1755.40元とストップ安をつけた。

 同日にロイターやブルームバーグなどがこうした動きを報じており、石炭関連事業を手がける同社に売りが出ている。住石ホールディングス<1514.T>も大幅安。

★10:32  いちご-5日ぶり反発 ソラシドエアと事業連携 「空陸一貫 高速小口貨物輸送事業」開始
 いちご<2337.T>が5日ぶり反発。同社は19日、ソラシドエア(宮崎県宮崎市)と事業連携を開始し、「空陸一貫 高速小口貨物輸送事業」をスタートすると発表した。

 「空陸一貫 高速小口貨物輸送事業」は、地元と首都圏の顧客をつなぐソラシドエアの新規事業で、2021年3月から両社で実証実験を重ねてきたという。この事業は、陸送、航空輸送、陸送をソラシドエアで一貫して行い、当日中に配達するサービス。当日というメリットを活用することで、距離と時間の壁を越え、首都圏に地元食材の魅力をプロモートするとしている。


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