ナノキャリア-後場上げ幅拡大 遺伝子治療製品「VB-111」 50%の国内症例登録完了

2021/10/20(水) 12:32
 ナノキャリア<4571.T>が後場上げ幅拡大。同社が20日11時30分、遺伝子治療製品「VB-111」のプラチナ製剤抵抗性再発卵巣がんを対象とした国際共同第3相臨床試験(OVAL試験)について、国内目標症例数30例のうち50%(15例)の症例登録が完了し、全12施設で症例登録を開始したと発表した。  OVAL試験は、世界で80%(約320例)以上の症例登録が完了し、目標症例数である400例は今年度中に登録を完了する見込み。OVAL試験の主要評価項目は、OS(全生存期間)とPFS(無増悪生存期間)だという。OSの結果取得は2023年を予定しているが、PFSの結果取得は2022年に想定され、OSより1年ほど早く取得できるため、良好な結果が得られれば米食品医薬品局(FDA)の協議により申請時期の前倒しが可能になる見込みとしている。
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