後場コメント No.3 秋田銀、キヤノン、ジモティー、フジクラ、トーモク、ダイトーケミ

2021/10/27(水) 15:02
★13:13  秋田銀行-後場上げ幅拡大 上期最終益を上方修正 資金利益が想定超
 秋田銀行<8343.T>が後場上げ幅拡大。同社は27日13時、22.3期上期(4-9月)の連結純利益予想を従来の10.0億円から19.0億円(前期比15.5%増)に引き上げると発表した。

 有価証券利息配当金を要因として資金利益が上回る見込みとなったことから、前回予想を上回る見通し。通期見通しは11月10日の決算発表時に知らせるとしている。

★13:20  キヤノン-大幅続落 雲下限を下値で意識できるか~テクニカル分析
 キヤノン<7751.T>が大幅続落。前日の大陰線による急落に続いて、大きなマドを開けて大幅続落となっている。さすがに5月以降で形成したもみ合いレンジの中心付近で下げ渋っており、一目均衡表の抵抗帯(雲)下限あたりをサポートに目先はリバウンドが試される。きょうの寄り付きで形成した上述したマド埋めが短期的な上値の目安となるが、埋め戻せずに再び安値を試す動きも想定される。
 長期波動は依然として右肩下がりを続けており、2009年安値2115円を起点に2012年安値2308円を通る若干右肩上がりの抵抗線まですでに上昇していたことも、上昇一服から足元の下げにつながっている可能性が高い。


★13:26  ジモティー-大幅高 「シンプルスタイル大賞2021」サービス・空間部門で金賞
 ジモティー<7082.T>が大幅高。同社は27日13時、ハウスキーピング協会が主催する「シンプルスタイル大賞2021」のサービス・空間部門において、最高位賞の「金賞」を受賞したと発表した。

 今回、整理収納のプロである「整理収納アドバイザー」たちによる推薦・審査・投票を経て、整理収納の考え方を反映した優れたサービスとして表彰されたという。同社が運営する地域の情報サイト「ジモティー」において、対面で取引ができることの手軽さとリユースを通じた環境面への貢献などが評価されたとしている。

★13:37  フジクラ-急落 住友電工の投資判断を引き下げ受け、電線御三家が連れ安
 フジクラ<5803.T>が急落。住友電気工業<5802.T>について、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Over」から「Equal」、目標株価を1800円から1500円に引き下げたことが手がかり。

 電線御三家の一角である住友電工の投資判断引き下げを受けて、同社と古河電気工業<5801.T>にも売りが波及している。同社の株価は安いところで前日比9%下げる場面があった。古河電工も大幅安となっている。

★13:45  トーモク-後場マイナス転換 上期営業益82%増も計画下回る
 トーモク<3946.T>が後場マイナス転換。同社は27日13時30分、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は26.4億円(前年同期比82.1%増)だったと発表した。上期計画28.0億円を下回る着地となった。

 主力の段ボールについては、加工食品向けの回復基調を受けて生産量が前年同期を上回った。運輸倉庫についても、飲料関係の取り扱い数量の増加し出荷が好調だった。

 なお、発表後は買いが先行したものの上期計画を下回ったこともあり、下期の業績懸念から売りに押される展開となっている。

★13:54  ダイトーケミックス-後場急落 上期営業益53%増も上方修正なし
 ダイトーケミックス<4366.T>が後場急落。同社は27日13時45分、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は8.9億円(前年同期比53.2%増)だったと発表した。

 化成品事業のイメージング材料、電子材料が増加したほか、収益性が高い品目の売り上げ構成が高まったこと、生産経費の削減に取り組んだことなどが寄与した。

 なお、9月24日に上期および通期業績予想の上方修正を発表していたが、さらなる上方修正の期待から株価が大きく上昇していたこともあり、株価は失望売りに押される展開となっている。


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