前場コメント No.6 GMB、リベロ、丸和運輸、かんなん、三菱食品、アンリツ

2021/11/02(火) 11:31
★9:44  GMB-急落 通期営業損益予想を下方修正 物流・原材料コストの上昇響く
 GMB<7214.T>が急落。同社は1日、22.3期通期の連結営業損益予想を従来の15.0億円の黒字から8.0億円の黒字(前期は0.8億円の赤字)に下方修正すると発表した。

 海上輸送を中心とした物流コストの上昇や原材料などの調達コストの上昇などが見込まれることに加えて、米国子会社において輸入関税や物流コストの増加を販売増加と価格転嫁によって吸収できていないことが響く。

 22.3期上期(4-9月)の連結営業損益は4.0億円の黒字(前年同期は8.5億円の赤字)だった。

★9:45  リベロ-急騰 引越しプラットフォーム事業でsoucoと業務提携 倉庫マッチングサービスを提供
 リベロ<9245.T>が急騰。同社は1日、引越しプラットフォームサービス「HAKOPLA(ハコプラ)」が、souco(東京都千代田区)との協業し、HAKOPLAの新たなメニューとして「倉庫マッチング」サービスを提供すると発表した。

 当初より要望のあった「荷物の一時預かりサービス」「外部倉庫の利用」に関わる課題を解決すべく、同サービスを開発したとしている。

★9:48  丸和運輸機関-急落 通期営業益予想を上方修正もコンセンサス下回る
 丸和運輸機関<9090.T>が急落。同社は1日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の84.1億円から88.9億円(前期比10.9%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは89.7億円。

 コロナ禍において苦戦が予想されていたなかで、取り扱い物量が堅調に推移した。ECを中心とした小売物流において、物量拡大に伴い新たに開始した物流サービスの提供が業績を引き上げており、今後もさらなる事業拡大を見込めることから見通しを引き上げた。

 22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は43.3億円(前年同期比1.0%減)だった。

 なお、通期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★10:00  かんなん丸-ストップ高 VANSANとフランチャイズ契約の締結
 かんなん丸<7585.T>がストップ高。同社は1日、「VANSAN Italian Kitchen」を展開するVANSANとフランチャイズ契約の締結を行うと発表した。

 居酒屋単一事業ポートフォリオから、新業態への進出の必要性を感じ、検討を進めてきた結果、契約締結を決めたとしている。

★10:01  三菱食品-3日続伸 上期営業益37%増 物流コスト改善など寄与
 三菱食品<7451.T>が3日続伸。同社は1日、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は83.4億円(前年同期比37.2%増)だったと発表した。加工食品事業および低温食品事業、菓子事業において物流コストを含む販管費が改善したことなどが寄与した。

★10:06  アンリツ-岩井コスモが「B」へ引き下げ 下期も半導体不足の影響が続く
 アンリツ<6754.T>が続伸。岩井コスモ証券では、下期も半導体不足の影響が続き、今期会社予想達成へのハードルは高まっていると指摘。投資判断を「B+」→「B」、目標株価を2200円→1950円と引き下げた。

 世界的な半導体不足の影響を受け通信計測事業が落ち込み、上期は減収減益となった。一部顧客のスマートフォン端末メーカーが端末製造をできなかったことなどが響いた。下期はアメリカでの5G通信基地局向けの通信計測器の売り上げ増加が期待できるものの、上期以上に半導体不足の影響が強まる可能性が考えられる。そのため、今期の会社予想(売上高1140億円、営業利益205億円)の達成に向けてハードルが高くなっていると岩井コスモでは判断している。


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