前場コメント No.6 ファストリ、デクセリアルス、理想科、日電子、山特鋼、トランスコスモ
★9:20 ファストリ－大幅高 10月国内ユニクロ既存店売上高5％減も地合いに連れ高
ファーストリテイリング<9983.T>が大幅高。同社が2日に発表した10月度の国内ユニクロ既存店+Eコマースの売上高は前年同月比4.8％減となった。直営店+Eコマースの売上高は同5.2％減だった。
月の前半は気温が高く、販売に苦戦した一方で、後半は気温の低下に伴い、防寒アウター、インナーの販売が好調で、既存店売上高は若干の減収にとどまった。
なお、株価は好地合いに加え、日経平均先物の大幅な上昇を受けた裁定取引の影響などから、買いが優勢となっている。
ファーストリテイリング<9983.T>が大幅高。同社が2日に発表した10月度の国内ユニクロ既存店+Eコマースの売上高は前年同月比4.8％減となった。直営店+Eコマースの売上高は同5.2％減だった。
月の前半は気温が高く、販売に苦戦した一方で、後半は気温の低下に伴い、防寒アウター、インナーの販売が好調で、既存店売上高は若干の減収にとどまった。
なお、株価は好地合いに加え、日経平均先物の大幅な上昇を受けた裁定取引の影響などから、買いが優勢となっている。
★9:22 デクセリアルズ－岩井コスモが目標株価引き上げ シェア拡大や新製品拡販により成長局面入り
デクセリアルズ<4980.T>が大幅続伸。岩井コスモ証券では、シェア拡大や新製品拡販により成長局面入りと指摘。投資判断は「A」を継続、目標株価は3000円から3430円に引き上げた。
上期決算が想定を大きく上回る着地となり、会社は通期予想を上方修正。修正後の今期営業利益予想は今期を初年度とする3カ年中計の最終年度の目標をも25%上回る水準であり、追い風の力強さが確認できたという。会社は中計を見直すとしており、今後の新たな目標に注目。シェア拡大や新製品拡販により成長局面入りと判断し、出遅れ感のある株価の水準訂正が進むと予想している。
デクセリアルズ<4980.T>が大幅続伸。岩井コスモ証券では、シェア拡大や新製品拡販により成長局面入りと指摘。投資判断は「A」を継続、目標株価は3000円から3430円に引き上げた。
上期決算が想定を大きく上回る着地となり、会社は通期予想を上方修正。修正後の今期営業利益予想は今期を初年度とする3カ年中計の最終年度の目標をも25%上回る水準であり、追い風の力強さが確認できたという。会社は中計を見直すとしており、今後の新たな目標に注目。シェア拡大や新製品拡販により成長局面入りと判断し、出遅れ感のある株価の水準訂正が進むと予想している。
★9:31 理想科学工業－急落 通期営業益予想を下方修正 休業・休校で印刷需要減
理想科学工業<6413.T>が急落。同社は2日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の36.0億円から31.0億円（前期比2.2倍）に下方修正すると発表した。
印刷機器事業の販売について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による営業活動の抑制や休業・休校などによる印刷需要の減少により、上期（4-9月）が計画を下回った。下期もこれらの影響が一部継続する想定とし、通期の見通しを引き下げた。
22.3期上期（4-9月）の連結営業損益は14.0億円の黒字（前年同期は5.7億円の赤字）だった。上期の会社計画14.5億円の黒字を下回った。
理想科学工業<6413.T>が急落。同社は2日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の36.0億円から31.0億円（前期比2.2倍）に下方修正すると発表した。
印刷機器事業の販売について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による営業活動の抑制や休業・休校などによる印刷需要の減少により、上期（4-9月）が計画を下回った。下期もこれらの影響が一部継続する想定とし、通期の見通しを引き下げた。
22.3期上期（4-9月）の連結営業損益は14.0億円の黒字（前年同期は5.7億円の赤字）だった。上期の会社計画14.5億円の黒字を下回った。
★9:32 日本電子－急騰 上期営業益予想を上方修正 円安や原価率改善が寄与
日本電子<6951.T>が急騰。同社は2日、22.3期上期（4-9月）の連結営業利益予想を従来の28億円から36億円（前期比45.9％増）に上方修正すると発表した。
為替が想定以上に円安で推移したことや、原価率の改善などが寄与する。受注も好調に推移しているが、一部の売り上げ計上が下期に変更となることに伴い、上期の売上高は前回予想を下回る見込みとしている。
なお、2Q（7-9月）の決算発表は5日の予定。
日本電子<6951.T>が急騰。同社は2日、22.3期上期（4-9月）の連結営業利益予想を従来の28億円から36億円（前期比45.9％増）に上方修正すると発表した。
為替が想定以上に円安で推移したことや、原価率の改善などが寄与する。受注も好調に推移しているが、一部の売り上げ計上が下期に変更となることに伴い、上期の売上高は前回予想を下回る見込みとしている。
なお、2Q（7-9月）の決算発表は5日の予定。
★9:33 山陽特殊製鋼－野村が投資評価引き上げ 欧州事業の業績堅調を評価
山陽特殊製鋼<5481.T>が大幅続伸。野村証券では、欧州事業の業績堅調を評価。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価1960円→2680円に引き上げた。
10月29日の7～9月期決算発表で欧州事業が堅調に推移していることが確認できたと指摘。欧州で深刻化している電力不足については、子会社のオバコ(Ovako)の電源構成から判断して、影響は相対的に小さい状況を説明会で確認でき、23.3期にかけて業績は堅調に推移すると予想、短期業績予想を上方修正したという。また、オバコを中心に積極的にカーボンニュートラル(CN)対応を進めている点も評価。野村ではオバコの低CO2排
出量がいずれは同業他社比での低コストを生み利益成長につながると予想している。
山陽特殊製鋼<5481.T>が大幅続伸。野村証券では、欧州事業の業績堅調を評価。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価1960円→2680円に引き上げた。
10月29日の7～9月期決算発表で欧州事業が堅調に推移していることが確認できたと指摘。欧州で深刻化している電力不足については、子会社のオバコ(Ovako)の電源構成から判断して、影響は相対的に小さい状況を説明会で確認でき、23.3期にかけて業績は堅調に推移すると予想、短期業績予想を上方修正したという。また、オバコを中心に積極的にカーボンニュートラル(CN)対応を進めている点も評価。野村ではオバコの低CO2排
出量がいずれは同業他社比での低コストを生み利益成長につながると予想している。
★9:33 トランスコスモス－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 海外事業好調で来期増益確度が一段と高まった
トランスコスモス<9715.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガンスタンレー証券では、海外事業好調で来期増益確度が一段と高まったと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は6300円から6400円に引き上げた。
コールセンター・BPO市場成長による売上拡大に注目。営業利益予想は22/3期212億円→217億円（前期比22％増）、23/3期237億円→244億円（同12％増）に上方修正した。主因は海外関係会社セグメントとし、同部門2Q営業利益は11億円（前年同期比58％増）と好調と指摘。特に韓国は従来からのコールセンターに加え、新たにBPOが成長軌道に乗ってきている点を反映した。
トランスコスモス<9715.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガンスタンレー証券では、海外事業好調で来期増益確度が一段と高まったと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は6300円から6400円に引き上げた。
コールセンター・BPO市場成長による売上拡大に注目。営業利益予想は22/3期212億円→217億円（前期比22％増）、23/3期237億円→244億円（同12％増）に上方修正した。主因は海外関係会社セグメントとし、同部門2Q営業利益は11億円（前年同期比58％増）と好調と指摘。特に韓国は従来からのコールセンターに加え、新たにBPOが成長軌道に乗ってきている点を反映した。
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