後場コメント No.2 電子材料、塩野義、ショーボンド、日シス技術、アマテイ、ENEOS

2021/11/11(木) 15:00
★12:49  日本電子材料-いちよしがフェアバリュー引き上げ 今第2四半期は異例の需要増
 日本電子材料<6855.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、今第2四半期は異例の需要増と指摘。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは2700円から3000円に引き上げた。

 22.3期第2四半期(21年7-9月)業績は、いちよしの従来予想を大きく上回ったと指摘。プローブカードで需要が急増、会社側は一時的なものとしているが今後の推移を注意深く見極める必要があるとみている。いちよしでは22.3期予想を上方修正、マージン構造は変化しつつあり、23.3期以降については利益予想を引き上げた。

★12:50  塩野義製薬-みずほが目標株価引き上げ 経口COVID-19治療薬の利益寄与見込む
 塩野義製薬<4507.T>が続伸。みずほ証券では、経口COVID-19治療薬の利益寄与見込む。投資評価は「買い」を継続、目標株価は6650円→8300円に引き上げた。

 Pfizerの経口COVID-19治療薬Paxlovid (PF-07321332+ritonavir)のP2/3試験の成功で、同タイプの3CLプロテアーゼ阻害剤S-217622の開発成功確率も高まったと判断し、同剤の利益寄与を見込んだという。S-217622はブースター(ritonavir)なしで1日1回投与でき、薬物相互作用が少なく使い易い薬剤になるとみている。当面の注目点は、11月末頃までに明らかになるP2/3試験のP2aパート(抗ウイルス評価)の結果、海外企業とのパートナリングと解説している。

★12:51  ショーボンド-急騰 1Q営業益24%増 1Qでは過去最高
 ショーボンドホールディングス<1414.T>が急騰。同社は10日、22.6期1Q(7-9月)の連結営業利益は37.7億円(前年同期比23.6%増)だったと発表した。

 大型工事の竣工時の設計変更による請負金額の増加や工事採算の改善などが寄与した。高速道路会社から10億円を超える大型工事を複数件受注したことで、受注高も大きく増加した。売上高、利益とも、1Qとしては過去最高の業績になったとしている。

★13:01  日本システム技術-後場一時ストップ高 上期営業益9.9億円 通期進ちょく率は75%
 日本システム技術<4323.T>が後場一時ストップ高。同社は10日、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は9.9億円(前年同期比43.1倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は74.6%。

 ソフトウェア事業では、前年同期に低調要因となった不採算案件や大口顧客を中心とした開発投資の一部凍結が今期以降は収束傾向となったほか、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」ライセンスの販売が好調となった。GAKUEN事業が新シリーズへの入れ替え需要などにより大きく伸びたことなども寄与した。

★13:04  アマテイ-ストップ高買い気配 上期営業赤字600万円も同日発表の新製品や中計を好感
 アマテイ<5952.T>がストップ高買い気配。同社は10日、22.3期上期(4-9月)の連結営業損益が600万円の赤字(前年同期は700万円の黒字)だったと発表した。事前の下方修正通りの水準で着地した。

 出荷数量は増加したものの、仕入価格の上昇幅が当初計画策定時の見込みを大きく上回る状況となっており、販売価格の値上げ改訂が難航していることが響いた。

 なお、株価が同日発表した中計や新製品の内容を好感した買いが優勢となっている。

★13:04  アマテイ-ストップ高買い気配 新中計を策定 25.3期売上高55億円めざす
 アマテイ<5952.T>がストップ高買い気配。同社は10日、2024年度までの3年間を対象とする中期経営計画を策定したと発表した。

 25.3期に連結売上高55.0億円、連結営業利益1.6億円をめざすとしている。また、枠組壁工法用の杉材対応釘を新たに開発し、性能証明を取得。販売を開始することも発表している。

★13:12  ENEOS-売り買い交錯 通期最終益を上方修正 上期は5.8倍
 ENEOSホールディングス<5020.T>が売り買い交錯。同社は11日13時、22.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の1400億円から2800億円(前期比2.5倍)に引き上げると発表した。

 原油価格や銅価格などの資源価格が上昇し高水準で推移していることに加えて、データ通信需要の増大に伴う機能材料・薄膜材料の増販が見込まれることから、前回予想を上回る見通し。

 22.3期上期(4-9月)の連結純利益は2114億円(前年同期比5.8倍)だった。

 なお、株価は材料出尽くしとみた売りから、一時前日比3%安まで売られる場面もあったが、その後押し目買いから、プラス圏まで浮上するなど、値動きが激しくなっている。


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