前場コメント No.4 Mipox、日本郵政、MRT、Sサイエンス、壽屋、ニューラル

2021/11/15(月) 11:33
★9:06  Mipox-売り気配 通期営業益予想を上方修正も新株予約権発行を嫌気
 Mipox<5381.T>が売り気配。同社は12日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の8.0億円から13.0億円(前期比3.6倍)に上方修正すると発表した。

 上期(4-9月)において、製品事業および受託事業ともに想定を上回る売り上げを確保した。特に受託事業の受託コーティング・スリットサービスについて、生産が本格稼働したこともあり、想定を大幅に上振れた。これらを踏まえ、通期の見通しを引き上げた。

 22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は8.4億円(前年同期比6.6倍)だった。

 なお、同時に野村証券を割当先とする第三者割当により、第2回新株予約権(行使指定・停止指定条項付き)を発行することも発表しており、株価は需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:06  Mipox-売り気配 新株予約権で27億円調達 鹿沼工場取得などに充てる
 Mipox<5381.T>が売り気配。同社は12日、野村証券を割当先とする第三者割当により、第2回新株予約権(行使指定・停止指定条項付き)を発行すると発表した。

 割当日は12月3日~7日のいずれかの日。発行総数は2万3700個(潜在株式数237万株)。発行価額は1個につき547円。差引手取概算額として27億1424万3900円を調達し、栃木県にある鹿沼工場の取得などに充てる。新株予約権がすべてが行使された場合の発行済株式数に対する希薄化率は19.62%。

 受託事業のメイン製造設備が現在は最大操業度で稼働している。今回の工場取得により生産能力および拡張スペースが大幅に増加するため、受託事業の生産能力拡大、および今後の成長のための場所が確保できるとしている。
 
 なお、株価は需給の悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:07  日本郵政-3日続伸 通期最終益予想を上方修正 上期は48%増
 日本郵政<6178.T>が3日続伸。同社は12日、22.3期通期の連結純利益予想を従来の3400億円から4800億円(前期比14.8%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは3918億円。
 
 日本郵便では、郵便・物流事業におけるコストコントロールに取り組み、国際物流事業もフォワーディング事業が好調となっている。ゆうちょ銀行<7182.T>において、資金運用業務で保有する外債投資信託の収益に加えて、プライベートエクイティファンドの収益が想定より増加する見込みとなったことから、通期の見通しを引き上げた。
 
 22.3期上期(4-9月)の連結純利益は2652億円(前年同期比48.2%増)だった。

★9:07  MRT-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は4.9倍
 MRT<6034.T>が買い気配。同社は12日、21.12期通期の連結営業利益予想を従来の4.1億円~4.8億円のレンジから11.5億円(前期比4.4倍)に引き上げると発表した。

 新型コロナウイルスワクチン接種に係る医療従事者の紹介件数増加が寄与したことから、前回予想を上回る見通し。

 21.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は11.0億円(前年同期比4.9倍)だった。

★9:07  Sサイエンス-小動き 第三者割当増資で5億円調達 事業拡大資金に充てる
 エス・サイエンス<5721.T>が小動き。同社は12日、エルアイイーエイチ<5856.T>を割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。

 払込期日は11月29日。発行新株式数は1600万株。発行価額は1株につき30円。差引手取概算額として4億7500万円を調達し、スーパーマーケットならびにその事業の拡大に向けての事業資金に充てる。発行済株式総数に対する希薄化率は14.05%。

★9:08  寿屋-買い気配 通期営業益を上方修正 1Qは7.7倍
 寿屋<7809.T>が買い気配。同社は12日、22.6期通期の営業利益予想を従来の12.0億円から17.0億円(前期比72.2%増)に引き上げると発表した。

 中国市場が活況でアジア圏の需要が非常に好調であることから、前回予想を上回る見通し。

 22.6期1Q(4-6月)の営業利益は6.3億円(前年同期比7.7倍)だった。

 また、22.6期の期末配当予想を50円から60円(前期は40円)に修正した。なお、年間配当も同様となる。

★9:09  ニューラルポケット-売り気配 通期単独営業益を下方修正 ビジネスモデルを転換
 ニューラルポケット<4056.T>が売り気配。同社は12日、21.12期通期の営業利益予想を従来の3.8億円から800万円(前期比95.3%減)に引き下げると発表した。

 これまで売り上げの多くを占めていた個別案件によるフィーベースでのサービス提供から脱却し、継続的なユニットあたり売上が実現できるユニットベースでのサービス提供への移行を進めるため、フィーベースのプロジェクトの一部の受注を見送ることを決定したことから、前回予想を下回る見通し。

 21.12期3Q累計(1-9月)の営業利益は1.5億円(前年同期比55.5%増)だった。

 また、フォーカスチャネルの株式を取得し、11月1日に完全子会社化したことから連結決算に移行すると発表した。21.12期通期の連結営業利益予想を1600万円としている。


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