前場コメント No.5 アスタリスク、味の素、nmsHD、NTT、木村化、日油

2021/11/18(木) 11:40
★9:33  アスタリスク-急落 日証金が増し担保規制を強化
 アスタリスク<6522.T>が急落。日本証券金融(日証金)は17日、同社株について18日より増担保金徴収措置を変更すると発表した。

 貸借担保金率が90%(うち現金担保分60%)に引き上げられる。株価は需給への影響懸念などから、売りが優勢となっている。

★9:33  味の素-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ヘルスケアの成長加速と調味料の値上げ力を評価
 味の素<2802.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、ヘルスケアの成長加速と調味料の値上げ力を評価。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は3500円→3800円に引き上げた。

 上期決算で確認できた電子材料とバイオファーマサービスの成長加速と調味料・食品事業で直面する原材料高を打ち返す姿勢を評価。事業利益予想は、22/3期1250億円(従来1230億円)、23/3期 1370億円(同1330億円)へ増額。上方修正の理由は、ABFの売上高前提を466億円(前年比28%増、従来426億円)、23/3期536億円(同15%増、同490億円)へ増額することが主要因という。

★9:41  nms-急騰 外国人就労「無期限」に 入管庁検討=日経
 nms ホールディングス<2162.T>が急騰。18日付の日本経済新聞朝刊は、出入国在留管理庁が人手不足の深刻な業種14分野で定めている外国人の在留資格「特定技能」について、2022年度にも事実上、在留期限をなくす方向で調整していることが17日に入管関係者への取材で分かったと報じた。

 記事によれば、熟練した技能があれば在留資格を何度でも更新可能で、家族の帯同も認めるという。これまでの対象は建設など2分野だけだったが、農業・製造・サービスなどさまざまな業種に広げるとしている。

 同社は製造業を中心とした外国人技能実習制度に関わる入国後教育研修の受託、実習生受け入れ先への業務支援などを行っており、今後の需要増加を期待した買いが集まっているようだ。技術者派遣・請負関連として、エスユーエス<6554.T>、ジェイテック<2479.T>も大きく上昇しており、パーソルホールディングス<2181.T>、パソナグループ<2168.T>などの大手も高い。

★9:46  NTT-3日続落 不動産400億円売却 負債の圧縮に充当=日経
 NTT<9432.T>が3日続落。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社が22.3期に傘下のNTT都市開発が保有するオフィスビルなどの不動産約400億円分(簿価)を売却すると報じた。

 記事によれば、売却により、22.3期に約80億円の固定資産売却益を計上する見通し。売却で得た資金は負債の圧縮に充てるとしている。なお、株価は地合いにつれ安している。

★9:47  木村化工機-急騰 「工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム」を発明
 木村化工機<6378.T>が急騰。同社は17日、電化によるCO2排出ゼロ工場への変革をテーマに「工場排熱利用と熱の再利用によるオール電化システム」を発明し、同システムのフローとシミュレーションプログラムについて特許を出願したと発表した。

 同システムは、これまでヒートポンプの採用が困難とされていた不連続でエネルギーの需給がランダムとなるケースにおいて、効率よく熱を回収することが可能だとしている。

★9:55  日油-4日ぶり反発 DDS素材に100億円超投資 愛知に新工場計画と報じられる
 日油<4403.T>が4日ぶり反発。18日付の化学工業日報は、同社が医薬品を体内に効率的に運ぶ「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」素材事業に、2025年度までに100億円超の設備投資を実行すると報じた。
 
 記事によれば、メッセンジャーRNA(mRNA)医薬などの核酸医薬やペプチド医薬の次世代薬市場の急成長が見込まれることから、DDS素材として用いられる活性化ポリエチレングリコールやイオン性脂質の製造設備を愛知事業所に新設するという。供給力を引き上げることで、伸長する需要に対応するとしている。


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