前場コメント No.4 スズケン、清水建、いい生活、NTT、出前館、バンダイナム

2021/11/24(水) 11:30
★9:05  スズケン-シティが投資判断引き上げ 業界環境は概ね底打ち 業績は来期以降回復へ
 スズケン<9987.T>が7日ぶり反発。シティグループ証券では、業界環境は概ね底打ち。業績は来期以降回復を予想。投資判断は「中立」→「買い」に引き上げ、目標株価は3700円→4000円に引き上げた。

 Q2決算を受け、業績予想見直し。スズケンはQ2で通期予想を上方修正したが、卸事業の見通しは保守的と考えている。大手4社による談合認定を受け、各社は改めて顧客と交渉しているという。メーカー1社流通や、特殊な管理を必要としている薬剤などの取り扱いなどを増やしており、製品ミックスで競争優位性を出すことが可能と判断。また、早期退職を使って販管費削減にも取り組んでおり、利益は来期以降回復するとみている。

★9:06  清水建設-3日ぶり反発 木材と地熱でグリーン水素製造 CO2を9割削減=日経
 清水建設<1803.T>が3日ぶり反発。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社が木材と地熱を活用して「グリーン水素」の製造を始めると報じた。

 記事によれば、国内のプラントメーカーなどと組み、地熱の蒸気と木材を反応させて水素を抽出する技術を開発したという。木材を使うことで、化石燃料を使う水素に比べて製造過程で出る二酸化炭素(CO2)排出量を9割削減できるようだ。2025年までに総額250億円を投じて量産設備の建設を進めるとしている。

★9:06  いい生活-続伸 10月度の売上高9%増
 いい生活<3796.T>が続伸。同社は22日、10月度のクラウドソリューション事業における売上高は合計で2億1100万円(前年同月比9.4%増)だったと発表した。このうち、サブスクリプションの売上高は1億7300万円、ソリューションの売上高は3800万円となった。

★9:07  NTT-続伸 デジタル通貨を年内にも試験発行 メガ銀やNTT70社連合=日経
 NTT<9432.T>が続伸。24日付の日本経済新聞朝刊は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>傘下の三菱UFJ銀行をはじめ3メガバンクや、同社グループなど約70社が参加する企業連合が、年内にもデジタル通貨の試験発行に乗り出すと報じた。

 記事によれば、銀行預金を裏付け資産として発行し、企業間送金や大口決済など資金用途の可能性を探るという。早ければ2022年後半をめどに流通を始める計画だとしている。

★9:07  出前館-反落 ネット通販の商品配送 最短15分で=日経
 出前館<2484.T>が反落。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2022年から化粧品や衣類などでインターネット通販の配送を始めると報じた。

 記事によれば、料理宅配国内最大手のウーバーイーツジャパン(東京・港)もネットスーパーなどの配送代行を検討するもよう。人手不足の中、玄関先までの配送の担い手が増える。販売と配送を巡る新たな企業間連携が相次ぐ可能性があるとしている。なお、株価は地合いにつれ安している。

★9:08  バンダイナムコ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 世界的な大人・オタク娯楽需要拡大に注目
 バンダイナムコホールディングス<7832.T>が続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、世界的な大人・オタク娯楽需要拡大に注目。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は10000円→11900円に引き上げた。

 22/3期から見込まれる高い営業利益成長力を踏まえれば、現状株価は依然割安と考えている。なお、「22/3期以降の中期的な2ケタ営業利益成長」というシナリオは変わらず。22/3期~26/3期の営業利益予想を5期共に上方修正。主因は、売上回復の遅れや先行投資負担増からアミューズメント・映像音楽・クリエイション予想利益を減額するというマイナス要因がある一方、世界的な大人・オタク向け娯楽需要の拡大からトイホビー利益予想を増額するというプラス要因が上回るためという。


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