今日の株式見通し-軟調か 米3指数がそろって年初来安値を更新
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は653ドル安の32245ドルで取引を終えた。米10年債利回りが一時3.2%台まで上昇したことで、金融引き締めへの警戒が強まりリスクオフの展開。グロース株が軒並み安となり、ナスダックは4%を超える下落となった。3指数がそろって年初来安値を更新している。ドル円は足元130円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて410円安の25980円、ドル建てが385円安の26005円で取引を終えた。
3指数の年初来安値更新を受けて、日本株も大きく水準を切り下げる展開を予想する。日経平均はきのう弱い米株先物を横目で見ながら700円近く下げており、米国株安を一定程度は織り込んでいると思われる。ただ、ここまで米国株の下げがきつくなると、あす11日の米4月消費者物価指数を確認するまでは、腰の入った買いは入りづらい。26000円は初動から割り込む可能性がある。終値では節目は意識されるとみるが、リスク回避の売りに勢いがつきやすい中、場中も神経質な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは25750円-26150円
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