小野薬品工業-後場急落 今期営業益41%増見込むも市場コンセンサス下回る
小野薬品工業<4528.T>が後場急落。同社は11日12時に、23.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は1450億円(前期比40.5%増)と発表した。市場コンセンサスは1479億円。
「オプジーボ点滴静注」は、競争環境が激化する一方で、非小細胞肺がん一次治療、胃がん一次治療、尿路上皮がんや原発不明がんなどでの使用拡大を見込んでいる。その他の主要新製品では、昨年、慢性腎臓病の効能が追加された「フォシーガ錠」の大幅な売り上げ増加などを見込んでいる。
併せて発表した22.3期通期の連結営業利益は1032億円(前の期比4.9%増)だった。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、競合他社製品との競争が激化する一方、非小細胞肺がん一次治療や食道がん、胃がん一次治療における使用が拡大した。また糖尿病、慢性心不全および慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」の売り上げが好調だったことも寄与した。
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