後場コメント No.7 BML、SUBARU、T&Gニーズ、三星ベ、ヤクルト、マツダ、岩谷産、レオパレス21

2022/05/13(金) 15:04
★14:20  BML-3日ぶり大幅反発 今期営業益66%減見込むも織り込み済み
 ビー・エム・エル<4694.T>が3日ぶり大幅反発。同社は13日14時、23.3期通期の連結営業利益予想を165億円(前期比66.3%減)、年間配当予想を80円(前期は120円)にすると発表した。市場コンセンサスは168億円。

 DXへの取り組みとして集配業務の効率化をめざす。これにより、医療機関の利便性の向上だけでなく、検体取り違い防止などの品質向上を実現する。経営基盤の強化として、人財開発・人材活用のため研修体制の充実も進めるとしている。

 22.3期通期の連結営業利益は489億円(前の期比2.5倍)だった。新型コロナウイルス新規感染者数の増加に伴い、PCR検査の受注が増加したことなどが寄与した。

 なお、前期からの反動減は織り込み済みとの見方もあり、株価は買い向かっている。

★14:22  SUBARU-野村が目標株価引き上げ トップピックに引き上げ、今来期とも大幅増益を予想
 SUBARU<7270.T>が続伸。野村証券では、トップピックに引き上げ、今来期とも大幅増益を予想。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は2620円→2700円に引き上げた。

 4~6月期は他社と同様に半導体不足や中国ロックダウンの影響で減産を強いられているが、半導体の供給改善に加え、積極的に半導体の代替品の開拓や設計変更を進めた成果もあり、7~9月期からは大幅な増産に転じるとみている。対ドルでの円安の恩恵も大きく、セクタートップピックに引き上げた。需要が堅調な北米や豪州向けが大半でブランド力も高いことから事業リスクが低く、23.3期だけでなく24.3期も大幅増益が続くことから、生産正常化が進めば再評価されやすいとみている。

★14:23  テイク&ギヴニーズ-後場急騰 今期営業益44%増見込む 前期は営業黒字転換
 テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>が後場急騰。同社は13日14時に、23.3期通期の連結営業利益予想は30.0億円(前期比43.6%増)と発表した。23.3期は婚礼需要の回復が本格化し、取り扱い組数、挙式単価は前年を上回ると見込んでいる。市場コンセンサスは23.0億円。

 併せて発表した、22.3期通期の連結営業損益は20.9億円の黒字(前の期は111.9億円の赤字)だった。売上高がコロナ禍の影響を大きく受けた前年から大きく増加したことが寄与した。

★14:26  三ツ星ベルト-後場急騰 今期営業益5%増見込む 年間配当77円増配へ
 三ツ星ベルト<5192.T>が後場急騰。同社は13日14時、23.3期通期の連結営業利益予想を80.0億円(前期比4.7%増)、年間配当予想を220円(前期は143円)にすると発表した。

 中期経営計画を見直し、新たにROE8%の指標を加えた。よりいっそうの企業体質強化を図り、財務体質の強化から資本効率の向上へと進化するとしている。

 22.3期通期の連結営業利益は76.4億円(前の期比53.8%増)だった。コロナ禍で落ち込んだ前の期と比べ国内外で売り上げが増加したことが寄与した。

★14:37  ヤクルト-後場下げ幅拡大 今期営業益3%増見込むもコンセンサスやや下回る
 ヤクルト本社<2267.T>が後場下げ幅拡大。同社は13日14時20分、23.3期通期の連結営業利益予想を550億円(前期比3.4%増)、年間配当予想を82円(前期は72円)にすると発表した。市場コンセンサスは554億円。

 一部の国で販売活動が制限されている地域があるものの、おおむね通常の販売活動を継続し、全体としては販売本数増加を見込む。原材料価格の上昇も一定程度織り込んだ。

 22.3期通期の連結営業利益は532億円(前の期比21.8%増)だった。国内がやや減少した一方で海外での販売増加が寄与した。米州、アジア・オセアニア下の販売本数は過去最高になったとしている。

 なお、今期の見通しがコンセンサスをやや下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★14:38  マツダ-後場上げ幅拡大 今期営業益15%増見込む 市場コンセンサス上回る
 マツダ<7261.T>が後場上げ幅拡大。同社は13日13時、23.3期通期の連結営業利益予想を1200億円(前期比15.1%増)、年間配当予想は35円(前期は20円)と発表した。市場コンセンサスは901.7億円。

 強固な収益体制を維持し、グローバル全体での台数回復や新商品の導入、変動利益の改善などを継続させるとしている。販売では新商品のCX-50、CX-60の導入により、さらに台数成長を加速させることを目指す。

 22.3期通期の連結営業利益は1042.3億円だった。「収益認識に関する会計基準」を22.3期より適用しており、前期比増減率の比較の記載なし。販売が好調な米国やオーストラリアなどでは、需要の回復を上回る販売を達成し、前の期を上回る販売台数となった。

★14:44  岩谷産業-5日ぶり反発 今期営業益13%減見込むも織り込み済み
 岩谷産業<8088.T>が5日ぶり反発。同社は13日14時30分、23.3期通期の連結営業利益予想を350億円(前期比12.7%減)、年間配当予想を85円(前期は85円)にすると発表した。前期の増益要因となった市況要因を見込まないことから、今期は減益を見込むとしている。市場コンセンサスは370億円。

 22.3期通期の連結営業利益は401億円(前の期比36.5%増)だった。市況要因が大幅なプラスとなったことや、海外でのカセットこんろ・ボンベおよび産業用エネルギー設備の販売が好調となった。特殊ガスについて、新型コロナワクチン向けのドライアイスの販売が増加したことなども寄与した。

 なお、市況要因のはく落は織り込み済みとの見方もあり、株価は買い向かっている。

★14:50  レオパレス21-急騰 債務超過の解消1年前倒し 22.3期=日経
 レオパレス21<8848.T>が急騰。日本経済新聞電子版は13日14時39分、22.3期、債務超過を当初見込みより1年前倒しで解消する見通しであることがわかったと報じた。

 記事によれば、施工不良問題をめぐる補修工事で損失引当金の戻し入れ益を計上し、22.3期の連結最終損益が119億円の黒字(前の期は236億円の赤字)に転換する見込みとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース250 655.60 +4.96
NYダウ 38,503.69 +263.71
ナスダック総合 15,696.64 +245.34
ドル/円 154.90 +0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ