前場コメント No.3 東洋建、郵船、オキサイド、ZOZO、愛三工、ヤマハ発

2022/05/19(木) 11:31
★9:04  東洋建設-買い気配 任天堂創業家の運用会社がTOB正式提案 1株1000円
 東洋建設<1890.T>が買い気配。任天堂<7974.T>創業家の資産運用会社ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィスは18日、同社に対して株式公開買い付け(TOB)を正式に提案したと発表した。

 TOB価格は1株あたり1000円。同社の取締役会が賛同を表明し、株主に対して応募を推奨することなどが前提。条件が充足されれば6月下旬にもTOBを開始するとしている。なお、現在インフロニア・ホールディングス<5076.T>が実施している同社へのTOB価格は770円。

★9:04  日本郵船-5日ぶり反落 ロシアの自動車陸送事業から撤退へ=日経
 日本郵船<9101.T>が5日ぶり反落。19日付の日本経済新聞朝刊は、同社がロシア国内での自動車陸送事業から撤退する方向で調整に入ったと報じた。

 記事によれば、現地に生産拠点を持つ自動車メーカーの生産停止で輸送需要が減少し、事業継続が難しいと判断したもよう。欧米企業で先行していたロシアからの事業撤退の動きが、日本企業でも今後広がる可能性もあるとしている。株価は軟調な地合いから、売りが優勢となっている。

★9:05  オキサイド-底堅い LQUOMと長距離量子通信機器の実用化に向け資本業務提携
 オキサイド<6521.T>が底堅い。同社は18日、横浜国立大学堀切研究室発のスタートアップ企業であるLQUOM(神奈川県横浜市)と、長距離量子通信機器の実用化に向けた研究開発を目的に資本業務提携したと発表した。

 今回の出資により、同社はLQUOMの株式約3%を取得する。提携を通じ、両社は世の中の喫緊の課題であるセキュリティが保証された通信方式の中で最有力方式である長距離量子通信において、それぞれの有する知見に基づき、構成機器である量子もつれ光源、量子中継器およびこれらを統合した通信システムの構築に関する研究・開発を行うとしている。

★9:05  ZOZO-売り気配 定款を一部変更 事業目的に医薬品や酒類の販売、派遣業などを追加
 ZOZO<3092.T>が売り気配。同社は18日、定款を一部変更すると発表した。第2条(目的)に関して、(1)化粧品、医薬品、医療機器および、医薬部外品の製造、販売、(2)酒類、食料品および飲料品の販売、(3)有料職業紹介事業および労働者派遣業などを追加した。株価は軟調な地合いから、売りが優勢となっている。

★9:06  愛三工業-売り気配 北米子会社で資金流出事案が発生 損失見込み8億円
 愛三工業<7283.T>が売り気配。同社は18日、北米子会社において、悪意ある第三者による虚偽の指示に基づき資金を流出させる事案が発生したと発表した。

 発生時期は3月末から4月上旬。損失見込み額は最大で約8億円で、23.3期決算において特別損失に計上する予定だが、通期業績予想の修正は行わない予定。現地の捜査機関に対して被害の申入れを行っており、今後は捜査に全面的に協力するとともに、流出した資金の保全・回収手続きに全力を尽くすとしている。

★9:06  ヤマハ発動機-急落 植物樹脂でボート部品 CO2を25%減=日経
 ヤマハ発動機<7272.T>が急落。19日付の日本経済新聞朝刊は、同社が9月から、植物由来のバイオマス樹脂を使ったボート部品の量産を始めると報じた。

 記事によれば、植物が成長時に二酸化炭素(CO2)を吸収しているため、石油由来の従来品よりもCO2の排出量を25%抑えることができるもよう。アウトドア人気でボートの需要が増える一方、顧客の脱炭素への関心が高まっていることを踏まえた措置としている。株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。


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