前場コメント No.7 日本紙、石原ケミカル、CRI・MW、コーセー、レンゴー、MDNT

2022/05/25(水) 11:31
★9:52  日本製紙-野村が目標株価引き下げ 石炭高が厳しく予想を減額修正
 日本製紙<3863.T>が5日続落。野村証券では、石炭などエネルギー高によるコストアップが厳しく業績予想を減額修正。投資評価は「Neutral」を継続、目標株価は1100円→1010円に引き下げた。

 石炭などエネルギー高によるコストアップが厳しく、野村では23.3期営業損益予想を170億円の黒字から10億円の赤字へ減額修正した。23.3期は石炭価格で前期比150ドル/トン以上の上昇が見込まれることや、原油高、資材高、円安で年間600億円程度のコストアップとなると予想している。主力の印刷用紙は需要低迷で値上げが容易ではなく、現状の石炭価格が続けば24.3期頃まで利益低迷が続くとみている。

★9:56  石原ケミカル-反発 立会外買い付けで自己株50万株取得へ 割合は3.19%
 石原ケミカル<4462.T>が反発。同社は24日、50万株・6億2450万円を上限とした自己株取得を行うと発表した。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.19%となる。

 具体的な取得方法として、25日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、24日の終値1249円で買い付けの委託を行うとしている。

★10:07  CRIミドルウェア-大幅高 コミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」を提供開始
 CRI・ミドルウェア<3698.T>が大幅高。同社は24日、コミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus(テレクサス)」のアーリーアクセス版の提供を開始したと発表した。

 「CRI TeleXus」はコミュニケーションを活性化させ、コミュニティ拡大による収益の向上に寄与。メタバースやオープンワールドゲームなどの大規模な仮想空間で、感動や興奮が醸し出す空気感を共有できるとしている。

★10:09  コーセー-SMBC日興が目標株価引き下げ ドラッグストア・GMSチャネルの販売が苦戦
コーセー<4922.T>が続落。SMBC日興証券では、ドラッグストア・GMSチャネルの販売が苦戦と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は15000円から12600円に引き下げた。

 22/12期1Q決算を踏まえ、営業利益予想を22/12期220億円→170億円(前期比8.5%増)、23/12期257億円→250億円(同47.1%増)へ修正した。減額要因には、国内では中価格帯のドラッグストア・GMSチャネルで減収傾向が続いていることや、海外では中国でのロックダウン長期化によるマイナス影響を挙げている。長引くコロナ禍でドラッグストア・GMSでは低価格帯製品へのシフトが起きているとみられ、同社の主戦場である中価格帯製品のてこ入れを急ぐ必要があると考えている。

★10:13  レンゴー-もみ合い 独子会社設立 重量物包装資材メーカーも買収へ
 レンゴー<3941.T>がもみ合い。同社は24日、欧州事業の展開に注力するための拠点としてドイツに子会社を設立すると発表した。

 併せて、同子会社と傘下のトライコーを通じて、重量物包装資材メーカーであるドイツのティム・パッケージング・システムズを買収する。これにより製品ポートフォリオの拡充、供給体制の充実を図り、より幅広い包装ニーズに迅速に対応するとしている。

★10:21  メディネット-大幅高 慢性心不全の治療を目的とした再生医療等製品の医師主導第2b相臨床試験を開始
 メディネット<2370.T>が大幅高。同社は24日、九州大学と実用化に向けた共同研究を進めている慢性心不全の治療を目的とした再生医療等製品に関し、その有効性および安全性を確認する医師主導第2b相臨床試験が、九州大学において開始されたと発表した。

 同試験は多施設共同治験として実施される計画で、九州大学において先行して開始されたとしている。


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