後場コメント No.3 スーパーV、JMDC、JCRファーマ、ソースネクスト、スクリン、テルモ

2022/05/26(木) 15:00
★13:19  スーパーバリュー-後場上げ幅縮小 きょう株主総会 ロピアの業務提携案に関する思惑で動意
 スーパーバリュー<3094.T>が後場上げ幅縮小。同社定時株主総会がきょう26日に開催されたことが手がかり。

 同社については、同社大株主で神奈川県を地盤に食品スーパーを展開するロピアホールディングスが、同社に対して業務提携を提案。それに対し、同社は5月19日に「内容を確認中であり、協議等はこれからであります。今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知せいたします」とのコメントを発表していた。

 株主総会をきっかけに業務提携に関する発表があるのではとの思惑から、きょうは一時前日比13%高となる1144円まで買われる場面があった。その後、きょう13時に株主総会の結果を受けて、定款や役員体制、支配株主に関する事項などについて開示があったが、業務提携に関するものはなく、上げ幅を急速に縮めている。

★13:30  JMDC-急落 DeNAがアルム買収で医療ビッグデータ分野に注力 業績への影響を懸念か
 JMDC<4483.T>が急落。ディー・エヌ・エー<2432.T>が25日、医療ICTベンチャーのアルム(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化することについて、基本契約書を締結したと発表したことが材料視されているようだ。

 ディー・エヌ・エーはアルムの子会社化により、ヘルスケア事業におけるヘルスビッグデータ戦略をはじめ、同社事業との相乗効果の創出に積極的に取り組み、社会課題領域の収益基盤の強化を図るとした。

 同社は医療ビッグデータを製薬・保険会社などに提供しており、競合激化による業績への影響を懸念した売りが優勢となっている。

★13:37  JCRファーマ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績モデルアップデート
 JCRファーマ<4552.T>が続落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、業績モデルアップデート。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は3800円→3900円に引き上げた。

 2021年度決算、個別取材を踏まえて業績モデルをアップデートした。開発したJ-Brain Cargoの技術プラットフォームを用いたライソゾーム病治療薬は、最初の開発プログラムであるイズカーゴが国内で発売済、ブラジルで承認申請中、グローバルPIII進行中にあるという。また、JR-171やJR-441等イズカーゴに続くライソゾーム病を対象としたプログラムも順調に開発されているという。ライソゾーム病フランチャイズの商業ポテンシャルは株価に十分に織り込まれてはいないと判断している。

★13:39  ソースネクスト-急騰 岸田首相が訪日観光客受け入れ表明へと伝わる ポケトーク回復期待
 ソースネクスト<4344.T>が急騰。新型コロナの水際対策をめぐって、岸田総理大臣が外国人観光客の受け入れを来月から再開することを同日にも表明する方針と各紙で報じられたことが材料視されている。同社は子会社が自動通訳機のポケトーク事業を行っており、需要回復の期待から買いが集まっている。

 通訳関連ではメタリアル<6182.T>、インバウンドテック<7031.T>なども高い。

★13:47  SCREEN-底堅い 半導体業界全体の環境負荷低減に向けた取り組み強化
 SCREENホールディングス<7735.T>が底堅い。同社は26日、グループ会社であるSCREENセミコンダクターソリューションズ(以下、SCREEN SPE)が、半導体業界全体の環境負荷低減への取り組みをさらに強化すると発表した。

 SCREEN SPEは、このほどベルギーの研究機関であるimec(Interuniversity Microelectronics Centre)が進める半導体業界全体の環境負荷低減に関する新たな研究プログラム「SSTS」に参画することを決めた。

 「SSTS」は、imecの知見を活用することで半導体製造工程が環境に与える影響を予測し、半導体バリューチェーン全体の環境負荷低減を支援する取り組みだという。同プログラムへの参画を通じて、洗浄装置などの環境対応開発を加速させ、環境性能の高い装置を業界へ提供するとしている。

★13:48  テルモ-5日ぶり反落 米新工場が竣工 原料血しょう採取向け製品を生産
 テルモ<4543.T>が5日ぶり反落。同社は26日、米国子会社Terumo BCTが、25日にコロラド州ダグラス群に新しく建設した、「リトルトン工場」が竣工したと発表した。

 リトルトン工場は、今年3月にFDA認証を取得した原料血しょう採取システム「Rika」のディスポーザブル製品を生産する工場として稼働する。テルモグループ内では、血液・細胞テクノロジーカンパニーのコロラド州を拠点とする2つ目の工場。コスト効率の良い製品を生産できることから、今年度から始まった5カ年成長戦略「GS26」の成長の柱の一つとなることが期待されるとしている。なお、株価に対するポジティブな反応は限定的だ。


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