ウィークリーレポート
悪化に歯止めかかるも
新年度に入ってから荒れているIPOだが、ゴールデンウイークの空白期間入りを前にひとまず悪化に歯止めがかかった。新電力のレジル、培地メーカーのコージンバイオともに小じっかりの初値となり、後者はさらに一段高の展開に。直近上場株も下げ止まり始め、ハッチワークが公開価格を再び上回る。
ただレジル、コージンBの初値売買代金は1桁億円にとどまった。買われたというより、売られなかったといった方が早い。申込期間中に株式相場が急落し、事前に短期筋が振るい落とされた結果しのげた構図だ。レジルはザラ場の売りは吸収しきれず、結局は公開価格を下回って初日を終えた。コージンBも2日目は大幅安と買い手は慎重だ。
ただレジル、コージンBの初値売買代金は1桁億円にとどまった。買われたというより、売られなかったといった方が早い。申込期間中に株式相場が急落し、事前に短期筋が振るい落とされた結果しのげた構図だ。レジルはザラ場の売りは吸収しきれず、結局は公開価格を下回って初日を終えた。コージンBも2日目は大幅安と買い手は慎重だ。
さらには日米金利に上昇圧力が掛かるなか、グロース250指数は昨秋以来の安値に沈む。日経平均株価も円安が株高につながらなくっており、気付けばここのところはトリプル安の日々とリスク回避の局面が終わったわけではない。今年は5月にもIPOがあるが、本格的に再開される6月までの水入り中に体力回復となるか。