前場コメント No.7 ナレルG、日本調剤、川重、ノバシステム、応化工、アイネット

2024/04/17(水) 11:32
★10:00  ナレルG-5日続落 3月の建築ソリューション事業の稼働率は94% 前月比で低下
 ナレルグループ<9163.T>が5日続落。同社は16日、3月度のKPIを発表した。同月の3月の建築ソリューション事業の稼働率(研修生除く)は93.8%で、前月比では0.5ポイント低下した。ITソリューション事業(同)は92.3%で、前月比では4.0ポイント低下した。

★10:12  日本調剤-SMBC日興が目標株価引き上げ 業界再編に期待
 日本調剤<3341.T>が底堅い。SMBC日興証券は、業界再編に期待として、投資評価「2(中立)」を継続、目標株価を1460円から1660円に引き上げた。

 SMBC日興では、アクティビストによる同業他社のアインホールディングス<9627.T>の株式保有ニュースを受け、業界再編期待が高まっていると指摘。業績面では、第2の柱である医薬品製造販売(GE)事業の回復が確認されれば、バリュエーション上昇が期待できるとしている。

★10:20  川崎重工業-MSMUFGが投資判断引き上げ 各事業の増益確度が高まってきた
 川崎重工業<7012.T>が反発。モルガンスタンレーMUFG証券では、各事業の増益確度が高まってきたとして、投資判断を「Underweight」から「Equal-weight」に引き上げ、目標株価を3000円から5000円に引き上げた。

 足もと業績の進ちょくを踏まえ、24.3期から26.3期までの業績予想を見直した。高稼働率が予想される船舶や活況が見込まれる半導体向けロボットの利益構成比率が上がり、増益のコンビクションが高まったと判断。航空宇宙におけるB787出荷レートの改善や防衛事業の拡大に加えて、中国船舶を含む船舶海洋事業は少なくとも26.3期までは高稼働状況が継続、さらに25.3期2Q以降は半導体向けを中心としたロボット事業の市況改善による増益も期待できよう、と指摘している。

★10:20  ノバシステム-3日続落 AI顔認証入退室管理システムを発売開始
 ノバシステム<5257.T>が3日続落。同社は17日10時、AI顔認証入退室管理システム「アイウェルコトール」をの発売を開始すると発表した。
 
 「アイウェルコトール」は、AI画像認識技術に特化し、ディープラーニング技術を深化することで、より高度な認証を実現しているという。マスクありでも顔認証が可能で、フェイク判定技術によって写真による「なりすまし」を回避するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★10:29  東京応化工業-大幅高 レゾナックの上方修正を材料視か 大阪有機化学も高い
 東京応化工業<4186.T>が大幅高。レゾナック・ホールディングス<4004.T>が16日に、通期の業績見通しを引き上げたことが材料視されているもよう。

 レゾナックHDは、24.12期通期の連結営業損益予想を従来の280.0億円の黒字から470.0億円の黒字(前期は37.6億円の赤字)に上方修正。円安基調で推移していることに加え、半導体材料やHDメディアの需要回復が想定以上に進んでいることを踏まえた。
  
 この発表を受け、レゾナックHDの株価は一時15%を超える上昇。半導体製造工程で使われるフォトレジスト(感光剤)の大手である同社も、業績期待から買いが入っているようだ。感光材関連では、証券会社による目標株価の引き上げが伝わった大阪有機化学工業<4187.T>も高い。

★10:39  アイネット-4日続落 SaaS型の消費財卸売業界向けシステムを販売開始
 アイネット<9600.T>が4日続落。同社は17日、SaaS型消費財卸売業界向けシステム「SupplyLinker」の販売を開始したと発表した。
 
 同システムは、同社が開発した卸売業向け管理システム「Web-WholeSale」をインターネット経由で利用が可能となるSaaS版としてリニューアルしたもので、月額制での支払いとすることで、顧客の初期投資を抑える仕組みだとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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