前場コメント No.1 住友商、エプソン、日本KFC、OLC、積水化、日立

2024/04/30(火) 11:31
★9:00  住友商事-買い気配 アクティビストの米エリオットが同社に数百億円投資と伝わる
 住友商事<8053.T>が買い気配。ブルームバーグ通信は28日、米ヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントが、同社の株式に数百億円規模を投資したことが明らかになったと報じた。

 記事によれば、事情を知る関係者が非公開情報であることを理由に匿名で明かした。関係者によると、エリオットは同社と企業価値向上策について協議したとしている。

★9:01  セイコーエプソン-売り気配 今期最終益9%減見込む 前期は30%減
 セイコーエプソン<6724.T>が売り気配。同社は26日、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を480億円(前期比8.8%減)に、年間配当予想を74円(前期は74円)にすると発表した。市場コンセンサスは606億円。

 商業・産業インクジェットプリンターの増収や、マイクロデバイスでの下期からの市場回復を見込む。

 24.3期通期の連結純利益は526億円(前の期比29.9%減)だった。生産抑制に伴う利益マイナス影響やマイクロデバイス事業の減収、英国現地法人の年金バイアウトに向けた関連費用などが響いた。会社計画は550億円。

★9:01  セイコーエプソン-売り気配 1700万株・300億円を上限に自社株買い 割合は5.12%
 セイコーエプソン<6724.T>が売り気配。同社は26日、1700万株・300億円を上限とした自己株式の取得を発表した。取得期間は2024年7月18日~25年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は5.12%となる。今回新たに取得する自己株式については今後、全株式を消却する方針としている。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。

★9:01  日本KFC-売買停止 三菱商事が同社を米カーライルに売却=日経
 日本KFCホールディングス<9873.T>が売買停止。27日付の日本経済新聞朝刊は、三菱商事<8058.T>が保有する同社株を米投資ファンドのカーライル・グループに売却する方向で最終調整に入ったことが26日、わかったと報じた。

 記事によれば、約35%の保有分すべてを売却するもよう。カーライルはTOB(株式公開買い付け)などを通じて、他の株主が保有する株式も取得し、非公開化するとみられる。非公開化となった場合、買収総額は1000億円規模になる可能性があるとしている。

 同内容については、2月にも観測が報じられており、足もと株価は大幅に上昇。26日終値による時価総額は1089億円となっている。

 なお、三菱商事は30日8時30分、「当社として発表したものではありません。当社は日本KFCホールディングスの企業価値向上に向け、株式売却等の資本政策も含め様々な検討を行っていますが、現時点で決定された事実はございません」とのコメントを発表している。

★9:01  OLC-売り気配 今期営業益3%増見込むも市場コンセンサス下回る
 オリエンタルランド<4661.T>が売り気配。同社は26日に、25.3期通期の連結営業利益予想は1700億円(前期比2.8%増)と発表した。市場コンセンサスは1974億円。

 東京ディズニーシーの新テーマポートとしてファンタジースプリングスが開業することなどによりテーマパーク入園者数およびゲスト1人当たり売上高は増加する見込み。また、訪日外国人旅行客数のさらなる回復により海外ゲストの増加を見込んでいる。一方で、ファンタジースプリングス開業に伴う減価償却費の増加や従業員の賃金改定に伴う人件費の増加などを見込むことから、小幅な増益見込みとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は1654億円(前の期比48.8%増)だった。東京ディズニーリゾート40周年イベントが好評であったことなどから、テーマパークの入園者数およびゲスト1人当たり売上高が増加した。また、訪日外国人旅行客数の回復に伴い、テーマパークにおける海外ゲスト数が増加したことも寄与した。

 併せて、24.3期の期末配当を6円→8円にすることも発表した。年間配当は13円となる。25.3期の年間配当予想は14円(中間7円、期末7円)としている。

★9:01  積水化学工業-買い気配 今期営業益8%増見込む 前期は3%増
 積水化学工業<4204.T>が買い気配。同社は26日、25.3期通期の連結営業利益予想を1020億円(前期比8.1%増)に、年間配当予想を75円(前期は74円)にすると発表した。市場コンセンサスは1053億円。

 市況が緩やかに回復する見通し。高付加価値事業・製品販売の拡大を図るとともに、スプレッドの維持、新築住宅事業の収益体質強化策の着実な推進により最高益をめざすとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は944億円(前の期比3.0%増)だった。国内の新築住宅市況が低迷した一方、自動車関連需要などは一定の回復が見られ、高付加価値品の販売が拡大した。スプレッドの確保、固定費の抑制なども寄与した。期末配当予想は従来の36円から39円(23.3期末は30円)に引き上げた。

★9:01  積水化学工業-買い気配 400万株・92億円を上限に自社株買い 割合は0.95%
 積水化学工業<4204.T>が買い気配。同社は26日、400万株・92億円を上限とした自己株式の取得を発表した。
 
 取得期間は2024年4月30日~25年3月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.95%となる。事前公表型市場買い付け(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けにより取得する。
 
 併せて、400万株の自己株式を消却することも発表した。消却予定日は5月24日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は0.89%。

★9:01  日立製作所-買い気配 1株を5株に分割 基準日は6月30日
 日立製作所<6501.T>が買い気配。同社は26日、株式分割を行うと発表した。6月30日を基準日として、1株につき5株の割合をもって分割する。

★9:01  日立製作所-買い気配 今期最終益2%増見込む 前期は9%減
 日立製作所<6501.T>が買い気配。同社は26日、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を6000億円(前期比1.7%増)だと発表した。

 2024中計のKPIはおおむね達成見込みで、タレス社の鉄道信号関連事業買収は1Qに完了する前提で業績予想に織り込んでいるとしている。

 24.3期通期の連結純利益は5899億円(前の期比9.1%減)だった。堅調な国内外のデジタル需要を取り込み、Lumada事業が拡大したデジタルシステム&サービスセクター、日立エナジーや鉄道システム事業が堅調に推移したグリーンエナジー&モビリティセクター、コネクティブインダストリーズセクターの3セクターで増収となった。

 併せて、未定としていた24.3期通期の期末配当予想を100円(前の期末は75円)にすると発表した。年間配当予想は180円(前の期は145円)となる。

★9:01  日立製作所-買い気配 2100万株・2000億円を上限に自社株買い 割合は2.27%
 日立製作所<6501.T>が買い気配。同社は26日、2100万株・2000億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月30日~2025年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.27%となる。


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