後場コメント No.8 シャープ、プレステージ、井関農機、イーグル工業、野村不動産など

2017/05/23(火) 15:00
★13:43  シャープ-3日ぶり反落 米国液晶工場で中小型パネルの生産を優先検討
 シャープ<6753.T>が3日ぶり反落。23日付の日刊工業新聞で、同社が建設計画中の米国液晶工場について、業務用などの中小型パネルの生産を優先的に検討していると報じられた。
 用途は車載や産業、医療用の高精細ディスプレーとみられ、「携帯電話ではない」(シャープ首脳)という。米国にスマートフォンの生産拠点がほとんど存在しない点を考慮したとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:44  プレステージ-いちよしがフェアバリュー引き上げ ストック型BPOサービスで安定成長
 プレステージ・インターナショナル<4290.T>が続伸。いちよし経済研究所では、ストック型BPOサービスで中期的に安定した成長を予想。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1100円→1400円と引き上げた。
 前17.3期連結業績は売上高294億円(前の期比8%増)、営業利益37.6億円(同13%増)。主力のロードアシスト事業などが順調に推移したほか、富山BPOタウン(15年4月開設)の立ち上げおよび移管コストの一巡が、堅調な業績につながった。新規顧客の獲得や事業領域の拡大などで着実にストックが積み上がっており、中期的な業績予想を上方に見直し。

★13:48  井関農機-いちよしが「A」へ引き上げ 営業損益は国内販管費抑制の取り組みで赤字縮小
 井関農機<6310.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、今17.12期1Q(1~3月)営業損益は国内の販管費抑制の取り組みで赤字が縮小していると判断。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューは300円→350円と引き上げた。
 今17.12期1Q(1~3月)における販管費抑制の取り組みの効果が予想以上であることを踏まえ、従来予想以上の採算性改善が今後見込めるとみて、利益予想を上方修正。現在の株価水準は評価不足と判断。
 今17.12期営業利益は国内農業機械需要の持ち直しやコスト削減の取り組みなどで、前期比46%の大幅増益を予想。中長期的にはアジアを中心とした海外展開の強化の進展に注目。

★13:51  イーグル工業-東海東京が目標株価引き上げ 18.3期営業利益予想を引き上げ
 イーグル工業<6486.T>が大幅に3日続伸。東海東京調査センターでは、今18.3期営業利益予想を引き上げ。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1680円→2040円と引き上げた。
 東海東京では、今18.3期業績を売上高1465億円(前年比4.2%増)、営業利益125億円(同12.4%増)と予想。自動車業界向けについては、世界的な自動車生産台数の緩やかな増加だけでなく、カーエアコンの搭載拡大が同社業績にプラスに影響しそう。舶用向け部品では、定期メンテナンス用のシール需要の下げ止まりを想定。舶用向けの前17.3期売上高は前年を大きく下回ったが、前17.3期4Q(1~3月)だけで見ると前年を上回った。全社の四半期業績は、売上高は前17.3期3Q(10~12月)から、営業利益は4Qから、それぞれ前年比プラスに回復していると指摘。

★13:54  野村不動産HD-小高い マイクロソフトのホロレンズをマンション販売に採用
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が小高い。同社は23日に、傘下の野村不動産ならびにプライムクロスが、マイクロソフト社パートナー企業であるネクストスケープ(東京都新宿区)と共同で、日本マイクロソフトが提供するホログラフィックコンピューター「HoloLens」を活用した新築マンション販売向けビューアー「ホログラフィック・マンションビューアー」を開発したと発表した。
 今回開発した「ホログラフィック・マンションビューアー」には、「リアルサイトビューアー」「ホログラフィック外観ビューアー」の2つの機能が備わっているという。これらを活用することにより、紙媒体やWEBなどの2Dのデータでは理解しづらかったビジュアルイメージを立体的にわかりやすく表現することで、顧客のマンションに対する興味と理解をより深めることができるとしている。


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