前場コメント No1 バンナムHD、川重、任天堂、ミツミなど

2011/11/25(金) 11:31
★9:02 MARUWA-買い気配 大和証券CMが「1」へ引き上げ
 MARUWA<5344.T>が3230円(+70)で買い気配。大和証券CMでは、NFC(Near Field Communication)対応のスマートフォン向けEMC(電磁両立性)対策部品が想定以上に好調と指摘。既存顧客向けの拡大や新規顧客の寄与により、今下期以降に大幅に拡大するとみて、投資判断を「2」→「1」、目標株価を3900円→4900円と引き上げた。
 来期以降に向けた成長ポテンシャルが大きいと言及した。NFCを用いた決済サービスは、米国で9月から「Google Wallet」がサービスを開始。AT&Tなどが立ち上げたJVの「ISIS」も12年にサービスを開始する予定。欧州でも取り組みがあり、ロンドンオリンピックではモバイル決済サービスが導入される見通し。中国では決済サービスの試験運用が行われているという。このほか、ワイヤレス給電向けEMC対策部品にも注目。ワイヤレス給電機能は、携帯電話やスマートフォン以外にもデジカメなど様々なデバイスに搭載される可能性があると指摘した。

★9:03 イズミ-小高い 自己株取得枠の設定を好感
 イズミ<8273.T>が1181円+8と小高い。同社は24日大引け後、25日8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、自己株式の買い付け委託を行うと発表した。
 普通株式443万4000株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.7%)を上限として、24日の終値1173円で最大52億108万円分を買い付ける意向。結果は現時点で公表されていない。

★9:04 菱鉛筆-堅調 自己株取得枠の設定および自己株消却を好感
 三菱鉛筆<7976.T>が1343円+17と堅調。同社は24日大引け後、25日8時45分の東京証券取引所の自己株式立ち会い外買い付け取引(ToSTNeT-3)において、自己株式の買い付け委託を行うと発表した。
 普通株式48万3000株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.58%)を上限として、最大6億4046万円分を買い付ける意向。結果は現時点で公表されていない。また、12月8日付で普通株式100万株(消却前の発行済み株式総数の3.01%)を消却する予定。

★9:10 バンナムHDなど-ゲーム各社が堅調 みずほが目標株価を引き上げ
 バンダイナムコHD<7832.T>が1113円+2、スクウェア・エニックスHD<9684.T>が1481円+1、カプコン<9697.T>が1888円+15など、ゲーム各社が底堅い値動きとなっている。みずほでは、投資判断を据え置きながら、3社の目標株価を引き上げた。25日付『日経新聞』で、「ニンテンドー3DS」の販売が上向いてきたと報じられたことも、ゲーム関連に対する心理改善につながったもよう。3DSの販売は、「スーパーマリオ」シリーズの好調が後押ししているという。
コード 銘柄 投資判断 目標株価
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7832 バンナムHD Neutral継続 1000→1180円
9684 スクエニHD Buy継続 1900→2100円
9697 カプコン Buy継続 2600→2800円

★9:13 川重-小動き 米ボーイングの航空機「777」向け部材を増産
 川崎重工業<7012.T>が186円+0と小動き。25日付「日経産業新聞」では、同社が米ボーイングの航空機「777」向け部材を増産すると報じたが、株価の反応は薄い。
 岐阜工場と名古屋第一工場で加工設備を更新・新設し、今後2年程度で生産能力を2割ほど引き上げる。投資額は約10億円。新興国などを中心に航空機の需要増を見込むボーイングが、777の月産機数を2013年をメドに8.3機まで引き上げるとしており、これに対応する。川重は前胴パネルや貨物扉、機体後部の圧力隔壁などを担当している。現在の設備では月産7機を超える生産に対しては追加投資が必要だと判断した。

★9:20 任天堂-3日ぶり反発 「ニンテンドー3DS」の販売上向きを好感
 任天堂<7974.OS>が11150円+300と3日ぶりに反発。25日付『日経新聞』で、「ニンテンドー3DS」の販売が上向いてきたと報じられたことが好感されている。同社の株価は3DSの販売不振が伝えられて以降下落。値下げが発表されてからは横ばいとなっていた。
 11月の第3週までの販売台数が34万台となり、10月単月の24万台を上回った。3日に発売した「スーパーマリオ3Dランド」が20日までに国内で約50万本を売り上げるなど、人気ソフトの相次ぐ投入が3DSの売れ行き好調につながっている。12月には「マリオカート7」や「モンスターハンター」最新作の発売も控えており、年末商戦に対する期待が高まっているようだ。ただ、8月の値下げにより、今期、3DS自体は赤字。利益貢献は量産効果が現れる来期以降になる見込み。

★9:26 ミツミなど-堅調 3DS関連銘柄が物色
 ミツミ<6767.T>が478円+13、日本写真印刷<7915.T>が914円+40など、3DS関連銘柄が買われている。25日付『日経新聞』で、「ニンテンドー3DS」の販売が上向いてきたと報じられたことが買い手掛かり。ミツミは3DS向け機構部品を、日本写真印刷はタッチパネルを手掛けている。このほか、ホシデン<6804.OS>やメガチップス<6875.T>も堅調に推移している。


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