前場コメント No.1 三越伊勢丹、東芝、デンソー、ゼンリン、ヤフー、やまや、住友重など

2017/10/23(月) 11:54
★9:00  三越伊勢丹HD-3日ぶり反発 「クイーンズ伊勢丹」運営子会社を売却へ
 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が3日ぶり反発。22日付の日経新聞朝刊で、同社が子会社で高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を展開する三越伊勢丹フードサービス(東京都中央区)の株式の大半を、三菱グループ系の投資ファンドである丸の内キャピタル(千代田区)に売却する方針を固めたと報じられた。

 売却額は債務の引き継ぎ分も含めて数十億円とみられ、今週にも発表するという。赤字が続く不振事業を切り離し、財務の改善を急ぐもよう。

★9:01  東芝-3日続落 子会社でIoT開発人員5割増を計画
 東芝<6502.T>が変わらずを挟み3日続落。23日付の日経新聞朝刊で、同社が中核子会社でIoT(モノのインターネット)の開発人員を2年後に5割増の1500人にすると報じられた。

 製造業を中心に開発したIoT技術基盤の普及を目指すという。デンソー<6902.T>の工場で生産設備向けに採用が決まったとされる。財務改善のため主力事業を相次ぎ売却した東芝は、稼げる事業の育成が急務で、IoTに成長の活路を見いだそうとしているもよう。

★9:01  ゼンリン-買い気配 上期営業益を上方修正 国内カーナビゲーション用データ販売が好調
 ゼンリン<9474.T>が買い気配。同社は20日に、18.3期上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来のゼロから4.7億円の黒字(前年同期は3.8億円の赤字)に引き上げると発表した。

 人件費などが増加したものの、国内カーナビゲーション用データの販売が好調に推移したことなどにより売上高が増加したことから、前回予想を上回る見込みとなった。なお、通期の業績予想については、現段階では概ね計画通り推移しているとし、前回予想を据え置いた。

★9:02  ヤフー-SMBC日興が目標株価を引き上げ 新たな成長局面に注目
ヤフー<4689.T>が続伸。SMBC日興証券では、マルチビッグデータ活用の強化により、新たな成長局面に注目。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を580円→600円と引き上げた。

マルチビッグデータをメディア事業、コマース事業間で相互に利用を進め、これまで以上に効率的に活用することにより、メディアにおけるコンテンツのビュースルー率、広告のクリック率、eコマースのコンバージョン率がさらに向上すれば、一段の収益拡大が見込め同業他社に対する差別化にもつながるとみている。19/3期以降収益面で効果発現を見込み、営業利益は19/3 期が前期比13.4%増、20/3期が17.7%増と予想。2桁%増益などで成長企業として再認識されることが株価評価につながると予想している。

★9:02  やまや-買い気配 上期営業益を上方修正 酒類価格の国税庁通達施行前の駆け込み需要で
 やまや<9994.T>が買い気配。同社は20日に、18.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の21.0億円から31.5億円(前年同期比57.4%増)に引き上げると発表した。

 総販売原価を下回る酒類の販売価格を禁止する国税庁通達「新取引基準」6月1日施行を前に買い置き需要、仮需が発生したことなどが寄与する。なお、通期の業績予想は11月10日に発表予定の2Q決算短信で公表するとしている。

 併せて、18.3期の中間配当を19円→20円(前期は18円)とすることを発表した。年間配当は38円→39円(前期は36円)となる。

★9:02  住友重-4日続伸 上期45%営業増益との観測 建機など中国向け伸びる
 住友重機械工業<6302.T>が変わらずを挟み4日続伸。21日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期上期(4-9月)は、連結営業利益が前年同期比45%増の270億円程度になったようだと報じられた。

 会社予想を40億円ほど上回り、同期としては08年以来9年ぶりの高水準になるという。建設機械やロボット向けの精密減速機など量産品販売が中国向けを中心に好調だったとされる。新たに子会社にした移動式クレーン事業も貢献したもよう。31日発表予定の決算では、通期の営業利益計画を引き上げる可能性が高いとしている。


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