〔Market Flash〕デジカメ3月統計 回復が見込みづらい状況が継続~ジェフリーズ

2018/04/26(木) 14:03
【14:00】デジカメ3月統計 回復が見込みづらい状況が継続~ジェフリーズ  ジェフリーズ証券では、カメラ映像機器工業会(CIPA)が発表したデジカメ3月統計を受けてリポートしている。3月のレンズ交換式カメラ(ILC)出荷台数は前年比5.9%減の97万台となり、7カ月連続で前年割れとなった。前月比では+21%と増加し、前年比マイナス幅も縮小しているが、水準としては前年を下回っており、市場実売も前年割れが継続しているとのこと。今後も市場のマイナス傾向が続くとみられるなか、ミラーレスでは競争激化も想定される。ジェフリーズでは、各社の収益水準は為替円高による影響も含め、回復が見込みづらい状況が継続しているとコメントしている。 【13:40】食品株は成長力やコスト増への対応力で業績格差が広がる~SMBC日興  SMBC日興証券では食品株の論点として、(1)成長の活路があるか否か、(2)人件費・物流費増への対応力があるか、すなわち人手不足などの競争環境の変化を踏まえた生産体制を構築しているか、(3)収益性を改善させる戦略が明確で、経営陣が強い達成意欲を持っているか、(4)株主還元に積極的か、(5)中期にわたり持続的な利益成長を期待できるか―といった点を挙げており、こうした論点をクリアしていくことが、銘柄選択の基準になると考えている。SMBC日興では各々の論点に基づいてカバレッジ企業のスコア化を試みており、高スコアになった銘柄は、アサヒ(2502)、キリン(2503)、キッコーマン(2801)、ヤクルト本社(2267)、ニチレイ(2871)、不二製油(2607)、アリアケジャパン(2815)、日清製粉(2002)、CCBIJ(2579)であったとコメントしている。 【13:10】小売決算ではスタートトゥデイとヤマダ電機のガイダンスに注目~JPモルガン  JPモルガン証券では、小売の1-3月期決算発表に関して、ガイダンスは複数社でサプライズとなる可能性があると考えている。中でもスタートトゥデイ(3092)とヤマダ電機(9831)のガイダンスに最も注目している。スタートトゥデイは、PBの初期費用をどの程度ガイダンスに含めるかと、前澤CEOの説明内容に注目している。仮に弱い計画が出たとしても、CEOの説明内容が前向きなものであれば、ポジティブに評価される公算大とみている。ヤマダ電機は、極めて厳しかった18.3期見通しは下方修正発表済み。19.3期の計画は、経常利益で700~800億円、場合によってはそれ以上の高い水準となり、同社側の中期計画達成に向けた強い意欲を示す内容になると、JPモルガンでは予想している。そのため、短期的ではあるが、好感される可能性を見ておきたいとコメントしている。 【12:35】3月工作機械受注は内需に加えて欧米の好調も好材料~ドイツ  ドイツ証券では、日本工作機械工業会が発表した3月の受注詳細データを受けてリポートしている。内需は前年比44%増と好調で、26年6カ月ぶりとなる700億円を超える水準となった。業種別では、一般機械、電気機械、自動車が貢献しており、期末効果に加えて、自動車向けスポット受注があったもよう。外需は同19%増と堅調。アジア地域は同9%増で、自動車や一般機械が貢献した。電気・精密はやや軟調であったが、前月比では大きく回復しており、違和感のない内容とドイツでは捉えている。北米は同36%増と好調で、一般機械や航空・造船、電気・精密が自動車の不振を十二分に補った。欧州は一般機械や自動車がけん引して同34%増と堅調であった。ドイツでは、総じて高水準な工作機械受注と円安進行は、THK(6481)、DMG森精機(6141)、ファナック(6954)にとっての安心材料と考えている。 【11:00】銀行に「並び赤、もっとも強し」~大和  大和証券のテクニカルリポートでは、銀行株の日足が「並び赤」と呼ばれる大変良い足組みになってきたことを指摘している。「並び赤」とは、じり高であったところから上放れ、ほぼ同等の二本の陽線(赤線)が仲良く並んだ形をいい、翌日に上寄りすれば大上げの前兆でもあるとのこと。また、銀行株の時価総額シェアは経験的なボトム圏にあり、電機株とのセクター・ローテーションが水準的にもタイミング的にも起こっておかしくない状況にあることから、長期的にも大きな反騰の可能性があるとみている。イールドカーブ・コントロール政策下では金利上昇は期待できないが、金利の上昇要因となり得る賃金上昇率は近年の中では大変高く、類似した状況であった2015年前半と同等の上昇が中期的にも期待できると、大和では考えている。 【10:20】「人件費増・物流費増」時代を勝ち抜く強い銘柄が有望~SMBC日興  SMBC日興証券では、ロングタームの視点では、「強い銘柄」を選別することが重要と考えている。3Q決算や現在進行中の本決算の内容からは、「人件費増・物流費増」がもはや軽視できなくなっており、今後は業績格差が一段と拡大する可能性があるとみている。人件費や物流費が増加し始めたのは2014年だが、過去5年で売上高販管費率が安定的に上昇していたか否かに着目した「売上高販管費率スコア」を作成し、各々の相対パフォーマンスを計測すると、スコアが良好な銘柄が、2014年以降一貫してアウトパフォームしているとのこと。また、人手不足ゆえに、非効率な設備の見直しに伴う大型投資が相次いでおり、コスト増によって利益成長が鈍化するケースが増えていることを指摘している。これらのことからSMBC日興では、「設備生産性」が高い銘柄に着目するのが有効と考えている。 【9:40】自動車はガイダンスが悪材料出尽くしと捉えられる可能性~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今週後半より決算発表が始まる自動車セクターについて、世界的な新車販売の停滞傾向や、105円/ドル、83円/豪ドルなどを前提とすると、芳しい19.3期ガイダンスは期待できるはずもないと考えている。しかし、このことは株価にかなり織り込まれている可能性が高いと指摘。むしろ銘柄によっては、為替影響を除く真水部分の増益効果などに注目が集まり、ガイダンスが当面の悪材料の出尽くしと捉えられる可能性に注意したいとコメントしている。 【9:10】MSCI定期見直し、日本株は採用・除外各4銘柄と予想~みずほ  みずほ証券では、MSCIが日本時間の5月15日早朝に、Semi-Annual Index Reviewを発表することを受け、MSCIが用いるであろう日付の株価をもとに最終予想を行っている。日本銘柄では、小林製薬(4967)、東京センチュリー(8439)、サイバーエージェント(4751)、SGホールディングス(9143)の計4銘柄の新規採用を予想している。SGホールディングスに関しては、浮動株比率の不確実性から確度をMidとしている。除外は4銘柄を想定しているが、基準日などにより銘柄の顔ぶれが大きく異なるため、九州FG(7180)、八十二銀行(8359)、ミクシィ(2121)、スルガ銀行(8358)、CYBERDYNE(7779)の5銘柄を候補としている。九州FGと八十二銀の2銘柄は、いかなる条件下でも除外になると予想している。 【8:45】寄り前気配は東亜合成、東エレク、キヤノンMJ、スクリーンが高い気配値  主力株の寄り前気配では、東亜合成(4045) +9.31%、東エレク(8035) +6.82%、キヤノンMJ(8060) +4.21%、スクリーン(7735) +3.99%、タダノ(6395) +3.12%、博報堂DY(2433) +2.99%、阪和興(8078) +2.95%、東芝テック(6588) +2.37%、久光薬(4530) +2.32%、日東電(6988) +2.14%などが高い気配値。  一方、ダイセキ(9793)-16.17%、スタンレ電(6923)-10.09%、JSR(4185)-10.07%、T&DHD(8795) -6.02%、ケーヒン(7251) -5.49%、大和工(5444) -4.13%、野村不HD(3231) -3.69%、大塚HD(4578) -3.61%、東北電(9506) -3.49%、ネクソン(3659) -3.43%などが安い気配値となっている。
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ナスダック総合 15,611.76 -100.99
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