後場コメント No.3 大同特殊鋼、マルマン、NEC、良品計画、JR東日本など

2015/05/22(金) 15:00
★12:56  大同特殊鋼-みずほが目標株価引き上げ 特殊鋼の会社見通しは保守的と判断
 大同特殊鋼<5471.T>が4日ぶり反発。みずほ証券では、自動車・産業機械部品事業が回復しており、特殊鋼の会社見通しは保守的と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を610円→630円と引き上げた。
 (1)自動車・産業機械部品事業の回復:前15.3期で低採算案件の売上計上が一巡し、販価是正により海外受注案件の利益率改善が進んでいるもよう。同事業の回復速度が早まるとの見方へと変更した。(2)合理化:知多・新製鋼設備の合理化効果が本格化し、今16.3期はみずほの従来予想15億円に対し、28億円に達する見通し。(3)株主還元拡充:配当性向の目安は従来の15~20%→20~25%へ引き上げられ、今16.3期の1株配当金が前期比3.5円増の10円予定となったのはポジティブ。(4)鉄鋼大手の中で業績モメンタムが最も強い企業と評価:前15.3期に収益の頭を抑えた原燃料コストが一転下落に転じ、今16.3期の経常増益率は40.4%に達する見込み。(5)6月2日発表予定の新中計:同社のROEは過去3年間平均で5.2%にとどまっており、9%を上回るROE目標が打ち出されれば有力なカタリストと指摘。

★13:04 マルマン-急騰 2億円の借り入れを発表 電子パイポなどの仕入れ増加に対応するため
 マルマン<7834.T>が急騰。同社は21日、資金の借り入れを実施したと発表。これを受けて、買いが入っている。
 借入額は2億円で、電子パイポなどの新商品の仕入れ増加に伴う決済に対応することが目的。今回の借り入れが今15.9期の業績に与える影響は軽微としている。
 同社は「禁煙パイポ」の電子版「電子パイポ」を開発し、4月下旬から全国のコンビニエンスストアやドラッグストア、ホームセンターなどで販売している。

★13:07  NEC-しっかり 三井住友銀行に「お客さまの声」を自動分析するシステムを納入
 NEC<6701.T>がしっかり。同社は22日、三井住友銀行(東京都千代田区)に対し、ビッグデータ分析技術を活用して「お客さまの声」(大量のテキスト文章)を自動分析できるシステムを納入したと発表した。
 同システムは、同社がビッグデータ分析技術として世界第一位の評価を獲得したテキスト分析技術を活用したもの。三井住友銀行はシステムにより、店舗やコールセンターに日々寄せられる「お客さまの声」を集めたテキスト文章を分析し、従来人手で行われていた内容の要約や見出し作成などの分類・整理を自動で行うことが可能となる。

★13:08 良品計画-JPモルガンが目標株価引き上げ コア銘柄としてポジティブな見方を継続
 良品計画<7453.T>が反発。JPモルガン証券では、小売セクターのコア保有銘柄の位置付けを継続。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を18800円→23000円と引き上げた。
 今16.2期業績は、おおむね順調に推移していると予想。国内事業を中心とする単体の1Qは約6%増収、5%営業増益だが、東アジア(中国、香港、台湾)事業の利益寄与が加速し、連結では24%営業増益を予想。アジア事業の利益寄与は、実質70%程度増益、21億円と予想。通期でも、アジアの利益は計画比上振れの116億円で、連結営業利益は計画を確保、現在の市場予想に対し、上振れ着地と予想。来17.3期もアジア事業のけん引が続き、中期計画(経常利益350億円、ROE15%)を、余裕を持って達成する公算が大きいとの見方を示した。

★13:11  JR東日本-JPモルガンが目標株価引き上げ 企業価値が向上していく見通し
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が小幅続落。JPモルガン証券では、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を12000円→12500円と引き上げた。
 中長期には、運輸業の安定成長に加え、不動産業を中心とした非運輸業の収益拡大により、同社の企業価値が向上していく見通し。今後の主なカタリストは、品川開発計画の発表、オフィス賃料の上昇、駅スペース活用事業の利益回復など。


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