後場コメント No.7 アルパイン、三菱電機、中外製薬、野村不動産HD、スクリーンなど

2016/02/03(水) 15:00
★13:52 豊田通商-後場一段安 3Q累計経常益18%減 金属本部が振るわず
 豊田通商<8015.T>が後場一段安。同社は2日、16.3期3Q累計(4~12月)の連結経常利益が991億円(前年同期比17.9%減)だったと発表した。通期予想(1390億円)に対する進ちょく率は71%となった。
 市況の下落および前期決算期統一の影響などにより機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部、金属本部などで売上高が減少。金属本部と化学品・エレクトロニクス本部が振るわず、持ち分法による投資損失が出たことも響いた。

★13:52 アルパイン-野村が目標株価引き下げ 中期成長力への評価は変わらず
 アルパイン<6816.T>が大幅続落。野村証券では、円高やミックス悪化が厳しいが、株価には依然として割安感が強いと判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2350円→2100円と引き下げた。
 円高の影響などから短期業績は予想以上に厳しい。一方、18.3期以降はOEM(相手先ブランドでの製造)向け販売が大きく回復する見通しに変更はなく、中国合弁などを活用したEVやADASなどへの取り組みにも引き続き期待が持てるとした。

★13:59 三菱電機-大幅反落 16年度市場予想をサポートする材料は示されず 「中立」継続
 三菱電機<6503.T>が3日ぶり大幅反落。ゴールドマン・サックス証券では、16年度市場予想をサポートする材料は示されずとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1180円→1200円と引き上げた。
 決算説明会では、市場が想定していると考えられている予想(来期10%増益)をサポートする材料は示されなかった。また、主要製品の受注回復時期に関する会社見解は、市場期待より遅い。不採算案件の度重なる発生は、三菱電が積極的に新規事業を狙う副作用ともみられるとした。

★14:01  中外製薬-ドイツ証が目標株価を引き下げ アクテムラからの利益レバレッジが逆効果に
 中外製薬<4519.T>が大幅続伸。ドイツ証券では、アクテムラの売上高予想を引き下げ、レバレッジによる成長のぜい弱性を考慮。レーティング「Hold」を継続、目標株価を3400→3050円に引き下げた。
 2年に一度の薬価引き下げとアクテムラ売上高の減少見通しによりコアEPS予想を引き下げた。向こう12カ月に大規模な一時的収入を見込んでいないとしており、中期的な業績に対する不透明感は今後も続くと見ている。

★14:04 野村不動産HD-いちよしが「A」へ引き上げ 中期的に業績は堅調と判断
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、中期的に業績は堅調と判断。レーティングを「B」→「A」と引き上げた。目標株価は3100円を継続。
 今16.3期3Q累計(4~12月)業績は、売上高3807億円(前年同期比8.0%増)、営業利益530億円(同31.2%増)。住宅事業、賃貸事業、資産運用事業の主要3事業で収益が前年同期を上回るなど順調な業績。中期的な業績見通し、フェアバリューに変更はないとしたが、2015年末から2016年初にかけて株価の調整が進み、割安感が強まったことから、レーティングは引き上げ。

★14:08  スクリーン-SMBC日興が新規「2」 SE・FT寄与で相対的には堅調
 SCREENホールディングス<7735.T>が大幅続落。SMBC日興証券では、SE・FT寄与で相対的には堅調と判断。投資評価「2(中立)」、目標株価1020円として、新規カバレッジを開始した。
 投資評価「2」でカバレッジを開始する理由としては、セミコンダクターソリューション事業(SE)の業容は着実に改善しているとはいえ、2016年の半導体設備投資は若干ながらマイナスとなり、SE事業も伸び悩みとなる可能性が高いため。また、ファインテックソリューション事業(FT)も、FPD産業育成策を採る中国を中心に2016~17年は高水準のFPD設備投資が見込まれるものの、2018年以降は深刻な供給過剰を背景にFPD設備投資が落ち込むリスクが大きいなど、中長期的には楽観視できないことを考慮したためとした。


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