後場コメント No.8 トヨタ紡織、日立化成、日油、東海理化、三菱ガス化学など
★14：10 トヨタ紡織－大幅安 通期上方修正も市場予想未達 知多工場の稼働停止織り込まず
トヨタ紡織<3116.T>が大幅安。自動車用シート最大手の同社は3日14時、16.3期通期の連結営業利益が従来予想の490億円を上振れ、530億円（前期比63.6％増）になりそうだと発表した。市場予想（548億円）には届かない。
日本での高付加価値製品の販売拡大や北米における主要顧客向けの販売が好調に推移。北中南米、欧州・アフリカ地域の収益構造改革効果も出た。ただし、2016年1月8日に愛知製鋼知多工場で発生した事故による工場稼働停止などの影響は織り込んでいないとしている。
併せて発表した3Q累計（4～12月）の営業益は410億円（前年同期比85.7％増）で着地した。
トヨタ紡織<3116.T>が大幅安。自動車用シート最大手の同社は3日14時、16.3期通期の連結営業利益が従来予想の490億円を上振れ、530億円（前期比63.6％増）になりそうだと発表した。市場予想（548億円）には届かない。
日本での高付加価値製品の販売拡大や北米における主要顧客向けの販売が好調に推移。北中南米、欧州・アフリカ地域の収益構造改革効果も出た。ただし、2016年1月8日に愛知製鋼知多工場で発生した事故による工場稼働停止などの影響は織り込んでいないとしている。
併せて発表した3Q累計（4～12月）の営業益は410億円（前年同期比85.7％増）で着地した。
★14：16 ヤクルト－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 17.3期は今期並みの利益確保を予想
ヤクルト本社<2267.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、来17.3期は薬価改定影響を乗り越え、今16.3期並みの利益確保を予想。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は6130円→5820円と引き下げた。
同社は新興国依存度が高い上に、2015年10～12月期の中国での販売数量の拡大ペースが減速するとの見方を背景に、株価が調整してきた。ＳＭＢＣ日興では従来、目標株価の算出に際して、2005年1月以降の相対PBRと相対ROEのかい離率を参考に設定した特殊要因として45％の株価プレミアムを考慮してきたとしているが、直近のプレミアム率は10％へ縮小。2015年10～12月期は中国広州地区での販売数量が前年同期比で9％減へ転じており、同社はヤクルトレディ数や納入小売店舗数の拡大、カロリーライトタイプの導入などによって、2016年4～6月期には広州地区の販売数量回復を狙うとしている。効果が現実味を帯び始めれば、株価のプレミアムが再拡大する可能性があるとした。
ヤクルト本社<2267.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、来17.3期は薬価改定影響を乗り越え、今16.3期並みの利益確保を予想。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は6130円→5820円と引き下げた。
同社は新興国依存度が高い上に、2015年10～12月期の中国での販売数量の拡大ペースが減速するとの見方を背景に、株価が調整してきた。ＳＭＢＣ日興では従来、目標株価の算出に際して、2005年1月以降の相対PBRと相対ROEのかい離率を参考に設定した特殊要因として45％の株価プレミアムを考慮してきたとしているが、直近のプレミアム率は10％へ縮小。2015年10～12月期は中国広州地区での販売数量が前年同期比で9％減へ転じており、同社はヤクルトレディ数や納入小売店舗数の拡大、カロリーライトタイプの導入などによって、2016年4～6月期には広州地区の販売数量回復を狙うとしている。効果が現実味を帯び始めれば、株価のプレミアムが再拡大する可能性があるとした。
★14：18 日立化成－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 利益予想を引き上げ
日立化成<4217.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、利益予想を引き上げ。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を2530円→2640円と引き上げた。
今16.3期は希望退職実施に伴う人件費減、来17.3期は原材料価格下落、原価低減、粉末冶金製品などの生産性改善効果のフル寄与、18.3期はリチウムイオン電池用負極材やタッチパネル周辺材料、産業用電池の数量効果がけん引役を担い、増益基調が続く見込み。3Qまでの進ちょくや原材料価格などの前提条件の変更を踏まえ、今16.3期以降の業績予想を増額修正した。
日立化成<4217.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、利益予想を引き上げ。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を2530円→2640円と引き上げた。
今16.3期は希望退職実施に伴う人件費減、来17.3期は原材料価格下落、原価低減、粉末冶金製品などの生産性改善効果のフル寄与、18.3期はリチウムイオン電池用負極材やタッチパネル周辺材料、産業用電池の数量効果がけん引役を担い、増益基調が続く見込み。3Qまでの進ちょくや原材料価格などの前提条件の変更を踏まえ、今16.3期以降の業績予想を増額修正した。
★14：19 日油－下げ幅縮小 3Q累計営業益20％増 主要3事業で採算が改善
日油<4403.T>が下げ幅縮小。油脂系製品大手の同社は3日14時、16.3期3Q累計（4～12月）の連結営業利益が147億円（前年同期比19.9％増）だったと発表した。通期見通し（172億円）に対する進ちょく率は85％となった。機能化学品・ライフサイエンス・化薬の主要3事業で採算が改善し、2ケタ増益を確保した。
日油<4403.T>が下げ幅縮小。油脂系製品大手の同社は3日14時、16.3期3Q累計（4～12月）の連結営業利益が147億円（前年同期比19.9％増）だったと発表した。通期見通し（172億円）に対する進ちょく率は85％となった。機能化学品・ライフサイエンス・化薬の主要3事業で採算が改善し、2ケタ増益を確保した。
★14：21 東海理化－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ ガイダンス保守的との見方
東海理化電機製作所<6995.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、3Q好調、トヨタ生産調整を考慮してもガイダンス保守的と判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は2900円→3100円と引き上げた。
今16.3期3Q営業利益は105億円、前年同期比31.2％増と、2月1日時点QUICKコンセンサス（92億円）を14％上振れ。同社計画からは25億円の上ブレと公表された。同決算に対するＳＭＢＣ日興の第一印象はポジティブであるとコメント。3Qを見る限り、1～2Qで起こったリコールは収束しており、当面新たなリスクを織り込む必要もないと判断。この先も業績好調を下支えに、底堅い株価推移が続くと予想するとした。
東海理化電機製作所<6995.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、3Q好調、トヨタ生産調整を考慮してもガイダンス保守的と判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は2900円→3100円と引き上げた。
今16.3期3Q営業利益は105億円、前年同期比31.2％増と、2月1日時点QUICKコンセンサス（92億円）を14％上振れ。同社計画からは25億円の上ブレと公表された。同決算に対するＳＭＢＣ日興の第一印象はポジティブであるとコメント。3Qを見る限り、1～2Qで起こったリコールは収束しており、当面新たなリスクを織り込む必要もないと判断。この先も業績好調を下支えに、底堅い株価推移が続くと予想するとした。
★14：21 三菱ガス－一時プラス転換 3Q累計は8％経常増益 通期予想引き上げ
三菱瓦斯化学<4182.T>が一時プラス転換。同社は3日14時、16.3期3Q累計（4-12月）の連結経常利益が362億円（前年同期比7.6％増）だったと発表した。また、通期予想を360億円から370億円（前期比11.9％減）へと引き上げた。市場の通期予想（367億円）を上振れる。
芳香族化学品事業において、メタキシレンジアミンやMXナイロンの販売が増加したほか、円安および原燃料価格の低下も寄与した。
三菱瓦斯化学<4182.T>が一時プラス転換。同社は3日14時、16.3期3Q累計（4-12月）の連結経常利益が362億円（前年同期比7.6％増）だったと発表した。また、通期予想を360億円から370億円（前期比11.9％減）へと引き上げた。市場の通期予想（367億円）を上振れる。
芳香族化学品事業において、メタキシレンジアミンやMXナイロンの販売が増加したほか、円安および原燃料価格の低下も寄与した。
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