前場コメント No.7 アイシン精機、新日本科学、ダイセキ、エアウォーター、ファナックなど

2017/01/11(水) 11:30
★9:29  アイシン精機-みずほが目標株価引き上げ AT増産基調が続くとみる
 アイシン精機<7259.T>が4日ぶり反発。みずほ証券では、AT増産基調が続くと想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を5400円→6300円と引き上げた。
 今17.3期上期実績や為替前提変更などを踏まえて、みずほ予想を上方修正。オートマチックトランスミッション(AT)の生産台数は、欧州メーカーや中国民族系メーカーへの新規拡販や搭載車種の広がりにより、引き続き増加基調にある。また、中国新車市場ではAT搭載車の販売シェアが上昇傾向であり、同社のAT生産が構造的な増加局面にあると認識される。短期的には、減税縮小後の中国市場、特にVWや中国民族系メーカー向け販売にリスクがあるが、仮に落ち込みが大きく株価が調整する局面があれば、中期視点での投資機会と考えるとした。

★9:30  新日科学-6日続伸 傘下がカンタージャパンと販売後の使用実態調査で提携
 新日本科学<2395.T>が6日続伸。同社は11日9時、グループ傘下のCLINICAL STUDY SUPPORT(名古屋市)とカンター・ジャパン(渋谷区)が、製造販売後の使用実態下での「リアルワールドリサーチ(RWR)」分野で業務提携したと発表した。
 今後大きな成長の見込まれるRWRで、パブリケーションを見据えたユニークなリサーチ力を持つCLINICAL STUDY SUPPORTとグローバルなマーケティング力を持つカンターが協働で取り組むことで、日本市場を基盤にグローバルに向けた業容拡大を図る。

★9:31  テクノホライゾン-急騰 先進運転支援システム開発効率化する非圧縮映像記録再生装置発売
 テクノホライゾン・ホールディングス<6629.T>が急騰。同社は10日に、子会社であるタイテック グラフインカンパニー(名古屋市南区)が、ADAS(先進運転支援システム)開発の効率化を実現する非圧縮映像記録再生装置GT4A-1000Bの販売を開始したと発表した。
 GT4A-1000Bを試験車両に搭載する事で、実走行での車載カメラ映像に同期してCANやGPSの車両データを非圧縮で記録する事ができ、記録したデータを再生することにより、研究所や実験室など机上で走行環境が再現できるという。また、海外で走行データを記録することにより、世界のあらゆる走行環境が日本で再現でき、バリデーション(妥当性の確認)の前倒しなどADAS開発の効率化に貢献できるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:32  ダイセキ-大和が目標株価引き上げ 単体の収益性は改善も厳しい状況が続いている
 ダイセキ<9793.T>が3日続落。大和証券では、単体の収益性は改善も厳しい状況が続いているとみて、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は2000円→2370円と引き上げた。
 今17.2期3Q累計の営業利益は55.4億円(前年同期比▲11.4%)。会社は業績計画の下方修正、配当予想の上方修正を発表。再生重油価格の反転により、単体の収益性は改善していると指摘した。

★9:36  エア・ウォーター-野村が目標株価引き上げ ケミカル関連に懸念残るも産業ガスは堅調
 エア・ウォーター<4088.T>が反発。野村証券では、ケミカル関連に懸念は残るが、産業ガスは堅調と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1900円→2130円と引き上げた。
 同社は収益が安定している産業ガス事業、エネルギー事業が経常利益(16.3期)の約半分を占めており、また買収実績も積み上がってきたことから、中計(17.3~19.3期)でのM&A投資計画600億円の実行による業績拡大も期待でき、プレミアムでの評価は可能と考えるとした。

★9:40  ファナック-反発 産業用ロボ3割増産 工場自動化で需要拡大
 ファナック<6954.T>が反発。11日付の日経新聞朝刊で、同社が産業用ロボットを3割増産すると報じられた。
 好調な自動車向けに加え、多分野での工場の自動化を追い風にグローバルで需要が急増しているのに対応するという。同社は今春から増産することを明らかにしていたが、生産が追いつかない状況が見込まれるため一段の増産に踏み切るとされる。


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