前場コメント No.8 日立化成、パイオニア、三菱製鋼、ヤマダ電機、JR西日本など

2017/01/31(火) 11:30
★9:20  エスエルディー-続落 名古屋のJA全農直営店舗で開業支援・運営受託
 エスエルディー<3223.T>が続落。同社は1月30日の大引け後に、JAあいち経済連とJA全農との協同事業として、2017年春に開設される名古屋市の商業施設「Maker'sPier(メイカーズピア)」にオープンする直営飲食・小売店舗「みのりカフェ」「グリルみのる」の開業を支援するとともに、これら店舗運営を受託すると発表した。
 両店において、愛知県を中心とした東海・北陸地区の地産食材を提供するほか、同地区産のギフト商品をセレクトした販売も行う。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★9:21  日立化成-みずほが目標株価引き上げ 株価は好材料をおおむね織り込み済み
 日立化成<4217.T>が3日続落。みずほ証券では、株価は好材料をおおむね織り込み済みとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は2350円→3000円と引き上げた。
 目標株価の増額は、主に為替前提の変更(1米ドル=100円から同115円へ変更、対米ドル1円の円安は年間5億円の営業利益拡大要因)により業績予想を上方修正し、想定株式リスク・プレミアムを従来の6.0%から5.5%へ修正、予想期間後の想定長期EVA成長率も従来の-2.5%から-1.0%へと修正したため。会社側の今17.3期業績修正予想はおおむね合理的な水準との印象であるとした。

★9:22  日本特殊陶業-続伸 3Q累計23.7%営業減益も悪材料出尽くしで
 日本特殊陶業<5334.T>が続伸。同社は30日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が394億円(前年同期比23.7%減)だったと発表した。
 自動車関連での、前年度に対して円高が進行したことによる減収減益が響いたという。しかし株価は、悪材料出尽くしで上昇している。

★9:24  コニカミノルタとパイオニア-軟調 有機EL照明を統合
 コニカミノルタ<4902.T>が続落。パイオニア<6773.T>が4日続落。31日付の日経新聞朝刊で、両社が有機EL照明事業を統合する方針を固めたと報じられた。
 今春に50%ずつ出資する共同出資会社を立ち上げる方向で最終調整しているという。有機EL照明は今後、自動車向けなどで市場が急拡大するとみられ、韓国のLGグループなどが投資を積極化するなか、競争力強化を狙う考えのもよう。しかし、地合いの悪い中で売り優勢の展開となっている。

★9:26  三菱製鋼-岩井コスモが目標株価引き上げ 建設機械関連銘柄として引き続き注目
 三菱製鋼<5632.T>が小幅続落。岩井コスモ証券では、建設機械関連銘柄として引き続き注目。投資判断「A」を継続、目標株価を290円→320円と引き上げた。
 第3四半期は建機向け特殊鋼需要の回復で収益改善が進み、今期業績の上振れ期待が高まっている。会社は21.3期に売上高1700億円、営業利益90億円を計画しており、積極投資の実行で高い利益成長を目指す考え。中期的な成長期待は高いが、株価はPBR0.7倍など依然割安感が強く、引き続き、建機関連銘柄として評価余地は大きいとの見方を示した。

★9:27  ヤマダ電機-続落 3Q累計1割営業増益との観測 白物家電販売強化で採算改善
 ヤマダ電機<9831.T>が続落。31日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期3Q累計(4-12月)の営業利益が470億円程度と前年同期に比べ約1割増えたと報じられた。
 不採算店の閉鎖などで売上高は減った半面、利幅の厚い白物家電の販売強化で採算が改善したという。販売員の配置や人事制度の見直しでコストを抑制したとされる。しかし、軟調な地合いのなかで株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:28  JR西日本-5日続伸 3Q累計営業益4.7%減も3Q運輸収入は前年から増加に転じる
 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021.T>が5日続伸。同社は30日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は1578億円(前年同期比4.7%減)だったと発表した。
 1Qにおける熊本地震の影響や北陸新幹線の開業効果が一巡したことなどの影響により、運輸収入は3Q累計期間では減収となったが、3Qでは前年から増加に転じた。通期の会社計画1730億円(前期比4.7%減)は据え置いた。進ちょく率は91.2%。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.59 -0.05
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ