前場コメント No.13 東ソー、積水ハウス、Jエクセレント、クレスコ、住友大阪セメントなど

2017/02/23(木) 11:30
★10:13  東ソー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 海外プラントの修理でMDI需給はひっ迫
 東ソー<4042.T>が買い先行も伸び悩む展開。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、海外プラント修理によるMDI需給ひっ迫が当面続き、株価は強含むと想定。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を940円→1050円と引き上げた。
 株価は年初来で23%上昇している(2/21終値)。背景はウレタン原料MDIや塩ビ市況の堅調さと、3Q決算で会社計画が再度上方修正されたことにより、来18.3期の利益成長期待が一段と高まったことと推察。MDIについては、アジア最大手の万華化学では寧波の80万トンプラントが3月にも修理に入るとICISで報じられており、供給縮小によるMDIの市況高止まりは当面続くと想定。塩ビについても、インドなどの需要が堅調に続くと考えられることから、株価も強含んで推移すると予想。

★10:21  積水ハウス-続落 米戸建住宅のウッドサイドホームズを完全子会社化
 積水ハウス<1928.T>が続落。同社は22日、米国で戸建住宅事業を手掛けるウッドサイド・ホームズの全株式を取得し完全子会社化すると発表した。
 ウッドサイド・ホームズは米国西部を中心として住宅販売事業を展開し、創立以来、累計で4万戸以上の住宅を販売しており、同地域での大手ホームビルダーの1社だという。顧客の多様性に応じた幅広い商品ラインナップを有しているほか、環境に配慮した住宅も販売しており、両社の経験とノウハウを生かして米国事業を拡大させる考え。合併対価及びアドバイザリー費用などの概算額は合計約533億円だという。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:21  ジャパンエクセレント-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 利益予想を若干修正
 ジャパンエクセレント投資法人<8987.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、テナント退去リスクの抑制が今後の課題とし、投資判断「Neutral」を継続した。利益予想を若干修正し、目標株価は16.30万円→16.50万円と引き上げた。
 東京都心ではオフィスの大量供給が控えており、今後市場においてテナントの引き抜きが増加する見込み。同REITの物件に入居する大口テナントについても、契約満了のタイミングがあるものについては、引き抜きの対象となる可能性があり、留意が必要。製薬会社ロシュ・ダイアグノスティクスが7月に退去する「芝二丁目ビルディング」は、引き合いが強いもようであり、ダウンタイム3カ月、フリーレント期間3カ月での埋め戻しを前提として業績を予想。同物件のリーシングについては問題ないと考えるとしたが、他物件の大口テナントには大手電機メーカー系などが並んでおり、将来的な退去リスクの可能性が存在すると指摘。

★10:25  クレスコ-大和が目標株価引き上げ 3Qは主力事業堅調 子会社リカバリ若干寄与で増益
 クレスコ<4674.T>が4日ぶり反発。大和証券では、3Qは主力事業の堅調、子会社リカバリの若干寄与もあって増益と評価。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2450円→2750円と引き上げた。
 3Q(10~12月)は前年同期比6.4%増収、同6.1%営業増益。子会社2社のリカバリ遅延を受け、大和予想を若干下方修正。3Qに営業増益転換、中堅SIの標準的PERまでの回復を見込むとした。

★10:27  住友大阪セメント-大和が目標株価引き上げ 石炭価格上昇で短期業績モメンタムは悪化
 住友大阪セメント<5232.T>がもみ合い。大和証券では、石炭価格上昇の影響で短期業績モメンタムは悪化していると判断。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は420円→440円と引き上げた。
 石炭価格上昇の影響から、四半期ベースの業績モメンタムは悪化している。円安デメリット拡大、非セメントの停滞から、大和予想を減額修正。内需の回復ペース、石炭市況を注視するとともに、次期中計に注目するとした。


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