前場コメント No.7 ポエック、スズキ、SHIFT、識学、三洋貿易など

2019/04/16(火) 11:30
★9:18  ポエック-大幅安 一般産業機械・省力化設備設計のミモトを買収へ
 ポエック<9264.T>が大幅安。同社は4月15日大引け後に、一般産業機械・省力化設備の設計・製作・据付を行う、ミモト(香川県坂出市)の全株式を取得することに関し、基本合意したと発表した。
 株式取得は5月24日を予定。連結子会社である三和テスコと、今般の株式取得の対象先であるミモトは従前より取引関係にあり、今後は両社のグループ内連携による効率的な経営や相乗効果が期待されるとした。

★9:18  スズキ-TIWが「2」へ2段階引き下げ 約200万台をリコール 19.3期に特損計上
 スズキ<7269.T>がもみ合い。投資情報会社のTIWでは、約200万台をリコールするため、前19.3期に特損計上と指摘。投資評価を「1(Buy)」→「2(Neutral)」と引き下げた。
 同社は新車出荷前の完成検査に不正があったとして、国土交通省に報告書を提出。16年4月以降に国内で生産・販売し、まだ車検を迎えていない四輪車約200万台のリコールを発表した。費用約800億円は前19.3期に特別損失を計上。また、検査体制再構築や再発防止に向け、5年で1700億円を投入するとした。インド軸の成長見込みに変化はないものの、国内収益の悪化が懸念されるとした。

★9:19  昭和真空-小安い 本社・相模原工場の敷地内に新たに開発棟を建設
 昭和真空<6384.T>が小安い。同社は4月15日大引け後に、本社・相模原工場(相模原市)の敷地内に新たに開発棟を建設すると発表した。投資額は約6億円。2020年2月の竣工を予定。

★9:20  SHIFT-岩井コスモが目標株価引き上げ 19.8期は4割超の営業増益が期待できよう
 SHIFT<3697.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、今19.8期は上方修正後の会社予想を上回る前期比4割超の営業増益が期待できようとコメント。投資判断「A」を継続、目標株価を6000円→6500円と引き上げた。
 企業のIT投資拡大や、同社における人材増強などを背景に、ソフトウェアの不具合の検査などを行うソフトウェアの品質保証サービスが想定以上に拡大。上期は売上高が前年同期比43%増の82.7億円、営業利益は同11%減の4.8億円と増収営業減益だったが、事前の会社予想(売上高80億円、営業利益4億円)を上回ったため、ポジティブな着地と判断。
 人材増強により先行投資的な費用が膨らんだことで営業減益になったが、企業のIT投資拡大を背景に同社が注力する金融業界で大手の新規顧客数が増加。通信業や製造業でもソフトウェアの品質保証サービスを提供する同社のシェアが拡大し、単価の高い案件が増えたことで予想以上の業績と評価した。

★9:21  識学-3日続伸 早稲田大学とラグビー蹴球部コーチング業務委託契約
 識学<7049.T>が3日続伸。同社は4月15日大引け後に、早稲田大学とラグビー蹴球部コーチング業務委託契約を締結し、識学講師を同部のコーチとして派遣することを決定したと発表した。
 識学の組織運営理論の基本は、勝つための組織作りとなっており、スポーツチーム運営との親和性が非常に高く、従来提供してきたビジネス向けの組織コンサルティング領域から大幅な改善なく応用が可能とした。

★9:22  三洋貿易-岩井コスモが新規「A」 ニッチ商材に強い複合型専門商社
 三洋貿易<3176.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、自動車用シート用品やゴム関連商材などニッチ商材に強い複合型専門商社と注目。投資判断「A」、目標株価2500円として、カバレッジを開始した。
 売上高の半分以上は自動車業界向けで、特にシート部品やゴム関連商材に強みを持つ。事業セグメントは化成品(ゴム事業部、化学品事業部)、機械資材(産業資材事業部、機械環境事業部、科学機器事業部)、海外現地法人の3つ。社員の半数以上が理系出身で、技術商社としてメーカー並みの技術的サポートを可能とし、顧客の開発段階からの参加により信頼を得ている。近年は再生エネルギーやライフサイエンスなどに事業領域にも注力。今期は自動車関連、バイオマス関連の伸長で増収増益を見込むとした。


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