前場コメント No.12 エンジャパン、インテージ、ブイキューブ、フジタコーポ、かんぽ生命など

2019/05/24(金) 11:30
★10:01  エンジャパン-野村が目標株価引き上げ 四半期ごとにHR-Tech事業の進ちょくを確認したい
 エン・ジャパン<4849.T>が続落。野村証券では、四半期ごとにHR-Tech事業の進ちょくを確認したいとして、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4210円→4370円と引き上げた。
 前19.3期決算やM&A(合併・買収)、新中期経営計画を反映して業績予想を修正するが、大枠に変更はないとした。足元では求人サイトの成長鈍化が著しいが、新中計によって市場の注目点は中期成長の可能性に移ったと見られる。新中計目標の22.3期営業利益230億円はやや楽観的な印象だが、求人広告をキャッシュカウとし、人材紹介やHR-Techなどの成長領域への投資強化や、収益拡大のプロセスが、数値で明示された点は好印象とした。

★10:05  インテージ-野村が目標株価引き上げ ヘルスケアは21.6期からの収益性改善を予想
 インテージホールディングス<4326.T>が3日ぶり反発。野村証券では、ヘルスケアは21.6期からの収益性改善を予想。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1010円→1120円と引き上げた。
 前19.3期決算を踏まえ、業績予想を上方修正。今20.6期は15カ月の変則決算だが、目標株価の算出に当たっては12か月ベース(従来同様20.3期)の修正EPS 79.4円にRN Small(除く金融)の14.7倍に5%程度ディスカウントした約14倍を用いて目標株価を算出。12カ月ベースでの20.6期の営業増益率は4.6%と、ベンチマークの6.4%を下回る点を考慮したとしている。

★10:06  ブイキューブ-もみ合い 「テレキューブ」設置エリア拡大 実証実験を加速
 ブイキューブ<3681.T>がもみ合い。同社は5月23日大引け後に、三菱地所<8802.T>と進めているテレワークのためのコミュニケーションブース「テレキューブ」を活用した働き方改革推進のための実証実験を、日比谷、赤坂、青山、横浜へ設置エリアを拡大の上、継続実施すると発表した。三菱地所が保有する4つのオフィスビルのエントランスなどに「テレキューブ」を設置する。テレキューブは、あらゆる場所に設置できる、防音型のスマートボックス。

★10:08  フジタコーポ-ストップ高買い気配 ハードロックが苫小牧市のIRに5500億円投資意向と報道
 フジタコーポレーション<3370.T>がストップ高買い気配。時事通信が23日に、米娯楽企業ハードロック・インターナショナル(以下、ハードロック)のジェームズ・アレン会長は21日、ハードロックが北海道苫小牧市で開業を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)に、50億ドル(約5500億円)超を投じる意向を明らかにしたと報じたことが手掛かり。
 ニューヨークで時事通信のインタビューに応じたアレン会長は、実現すれば投資規模は最終的に「50億ドルを超える」と説明。施設での直接雇用が4000人超となるほか、取引業者なども含め、1万人を超える雇用創出効果があると述べ、地元への貢献をアピールしたという。この報道を受けて、北海道苫小牧市で事業を展開する同社に思惑的な買いが入っているもよう。

★10:09  かんぽ生命-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 新商品の導入が進む見通し
 かんぽ生命保険<7181.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、日本郵政の持ち分低下により新商品の導入が進むとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3300円→3000円と引き下げた。
 経常利益の減少率が純利益の減少率と比べて高いのは、外債のヘッジ費用(キャピタル損失項目)の増加が見込まれるため。ヘッジ費用の増加分は潤沢な価格変動準備金の取り崩し(特別利益)で相殺される。経常利益の大幅減少が主要な注目点ではない。まだ、持ち分が50%以上で、民営化委員会にはかけなければいけないとしたが、民営化の進ちょくは評価されると考えられ、スムーズな商品認可が期待できるとマネジメントは説明している。早期に介護保険と就業不能保障にも参入する予定と注目。


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