前場コメント No.12 日揮、森永製菓、フロンティアインターナショナル、住友理工、日信工業など

2019/06/17(月) 11:31
★9:52  日揮-みずほが目標株価引き下げ 21.3期より売上拡大と利益率上昇の好循環へ
 日揮<1963.T>が変わらずを挟んで続落。みずほ証券では、来21.3期より売上拡大と利益率上昇の好循環を想定し、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2600円→2400円と引き下げた。
 同社を取り巻く受注環境は総じて良好であり、今20.3期受注も高水準の見通し。低採算案件も今20.3期で一巡する中、来21.3期以降は売上拡大と粗利益率上昇の好循環へ向かうと予想される。四半期決算での順調な粗利益率が確認されれば、来21.3期以降の業績回復確度が高まる見通し。同業の千代田、東洋エンジの多額損失(資本支援)でプラント業界への信頼が低下しているが、同社のプロジェクト管理能力の高さは健在と指摘。

★9:54  森永製菓-SMBC日興が目標株価引き上げ 売上成長力は評価すべきだが展望見えてない
 森永製菓<2201.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、売上成長力は評価すべきだが、それでも展望が見えてこないとして、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は5000円→5600円と引き上げた。
 ポイントは(1)主軸ブランドのエクステンション戦略が奏功し、前下期の国内食品製造のトップラインは前年同期比+2.9%、トップライン成長できた数少ない菓子メーカーであり(2)20.3期は冷菓の価格改定も利益を押し上げ、営業増益率は+7.8%と予想、(3)苦戦が目立つ他食品株と比較しても、相対的に評価すべき銘柄と考えられる。
 それでも投資評価を引き上げなかった理由は、(1)工場再編後のさらなる収益性改善、飛躍に向けた道筋が見えていない、(2)海外事業はまだ赤字、国内依存から脱却できていないためであるとした。

★9:54  フロンティアI-急騰 今期営業益2%増見込み 前期は8%増で着地
 フロンティアインターナショナル<7050.T>。同社は14日に、20.4期の連結営業利益予想を11.5億円(前期比2.3%増)と発表した。
 純利益については、前期に税効果会計に係る会計基準における会社区分の変更があったことから、7.5億円(同8.6%減)を予想している。
 19.4期の同営業利益は11.3億円(同7.6%増)だった。店頭販売支援事業を分社化し設立したフロンティアダイレクトをはじめ、積極的な事業展開を行ったことが寄与した。

★9:58  住友理工-SMBC日興が目標株価引き下げ 旧M&A事業の赤字一掃まであと一息
 住友理工<5191.T>が小高い。SMBC日興証券では、業績予想下方修正も、旧M&A事業の赤字一掃まであと一息とコメント。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価を1000円→900円と引き下げた。
 今20.3期事業利益は135億円から110億円(前期比+17.3%)、営業利益は130億円から100億円(前期比8.7倍)と変更。
 減損損失は事業利益には認識されないが、その他費用として営業利益段階では認識される。前19.3期は合計で72億円の減損損失が計上されており、その内訳は、旧Anvis(ドイツ)のれん減損48億円、旧Anvis無形資産減損10億円、メキシコ/ブラジル固定資産減損12億円、その他2億円など。会社側では一連の減損計上はこれで一段落したと考えている。減損実施に伴い年間の減価償却負担は3億円程度軽くなる見通し。

★10:01  日信工業-SMBC日興が目標株価引き下げ 北米・アジア合理化進展で台数減を吸収
 日信工業<7230.T>が反落。SMBC日興証券では、北米・アジア合理化進展で台数減を吸収とコメント。投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は1650円→1500円と引き下げた。
 生産前提見直しから、業績予想を再考。前回予想に比べて売上高は減額するが、合理化進展や減価償却費減で営業利益は据え置くとした。ただし、損益計算書を見直したことで、純利益およびEPS は前回予想を下回ったため、目標株価を引き下げ。
 売上高の72%をホンダに依存するため、ホンダビジネスの行く末は常に重要。今後も、生産・販売台数の変動は業績および株価の大きなカタリストとなる。外部環境としては米国追加関税や中国四輪車需要のすう勢など、懸念材料は残るとした。


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